DATと開発の話 [ハンドメイドルアー製作]
MBにはDAT(脱兎)というモデルがあります。
開発途中であり、いくつかのプロタイプが存在していて、
私の中では暗礁に乗り上げていたモデルでもあります。
何と言うか開発に迷いが生じて、放置してたわけです。
「放置」というといい加減な意味合いでとられがちですが、
ルアーの開発には時として放置は良い手段でもあります。
放置=頭を冷やす&リセットしてみる
という側面も持つからです。
思いついて、すぐに作り出して、
短期間のうちに完成するというパターンは、
私の中では皆無です。
実際、真剣にルアーを作ったことがある人はわかると思いますが、
出来が良いプロトが出来ても、後々不安にかられることになります。
その時は勢いで「これでOKでしょう!」となりがちです。
でも、それは後々自分を騙していたことに気づくことになり、
そこでFIXしたりすると後悔することになるでしょう。
そんなわけで、納得できるモデルを作り上げるまでには、
うまく行く行かないに限らず、一定以上の期間が必要になるわけです。
相当な釣りの経験を持ち、確固たる理論を築けていて、
高い製作スキルと経験、環境を持っている人ならば、
短期間で作ることは可能だと思います。
でもそれができる人って相当少ないはずです。
私は無理です…。
で、このDATというモデルも
寝かされては、起こされ、試され、また寝かされ…
を繰り返しています。
このボディーもその一環。
今回は迷いが断ち切れた感があり。
期待しているボディです。
DATはナチュラル路線であり、
カバークランクなどのリアクション前提のクランクベイトではありません。
スピードでスイッチを入れることはあっても、
ただそれっぽいアクションでまとめれば良いのか?
という疑問があって、悶々としていました。
説得力と実現力が欲しいと。
もう少し設計と機能の一つ一つを分析しながら詰めないと
誰も使ってくれない不要なモデルになりかねません。
というか、自分が使わなくなりそうです(笑)
そこもまた重要ですよね。
作った本人が使わないルアー…。
これは最低なルアーですね(^^;)
自分が使わないルアーは売りたくないし、
多分作り続けられません。
自分の釣りに必要で、できれば替えが効かないくらいのものが理想です。
クランクベイトは既に世に優秀なモデルが溢れているので、
全く替えが効かないなんてことは無いとは思いますが、
その中にあって、完全に信じられるモノであって欲しい。
結局何が書きたかったかというと、
短期間でルアーの設計をFIXさせるのは普通は無理で、
長い期間、アレコレ悩んで閃いて、試して、凹んで、放置してっていうのが、
私がやっているリアルな開発です。
行き先を見失ったら放置は有効な手段で、
ある時、ひょこっとヒントが顔を出します。
これは不思議ですが、私の場合は実際そうなんですよ。
他のモデルでの経験が生きるのは、特に同じクランクベイトカテゴリーならば、
当然あることで、いろんなコンセプトを具現化することで、
多方向のデータを蓄積できます。
これは財産と言ってもいいです。
例えば同じクランクベイトビルダーでもそのデータの蓄積の仕方はそれぞれで、
共通する部分は沢山あっても、ベースとなる考えとか、
優先順位とかそもそも嗜好と釣り環境の違いなんかもあって、
その財産にも個性があります。
当ブログを見ていただいている方で
ハンドメイドをやられている人は結構いると思うんですが、
考えて作ったものに一喜一憂しながらやられていると思います。
私も一緒です。
趣味で作り始めた時は、
それなりに使えるモノができれば満足して
釣って、眺めて悦に浸れるし、楽しい釣りライフを送れそう…
くらいの気持ちでした。
それはそれで相当楽しいのですが、
段々と欲深くなったらヤバいですよ。
泥沼です。
ズブズブとハマりたい方は
日々脳内の70%くらいをそっちに振り分けて、
とにかく意地でも続けることが重要です。
続けるためにモチベーションを保つには、
既存商品や他ブランドとの競争意識は一見重要と思えますが、
私的にはそれは結構どうでも良くて、
投げ出してやめることが負けたみたいで嫌なんです。
まあ、好きでやってるからというのも大きいです。
だから流行っているからと言って
そのコンセプトを安易に模倣して商品化することはやりたくないと思ってます。
個人ブランドですし、そこは個の我が反映された、
自分の意思のままに歩いて作ったモノで世に問いたいなーと
ちょっと偉そうですが、思っております。
釣りと同じで結局答えを出すのはバスなので、
向き合う相手を間違えないように、
ズブズブとハマっていたいですね。
私は今、額の上くらいまで埋まってます…。
開発途中であり、いくつかのプロタイプが存在していて、
私の中では暗礁に乗り上げていたモデルでもあります。
何と言うか開発に迷いが生じて、放置してたわけです。
「放置」というといい加減な意味合いでとられがちですが、
ルアーの開発には時として放置は良い手段でもあります。
放置=頭を冷やす&リセットしてみる
という側面も持つからです。
思いついて、すぐに作り出して、
短期間のうちに完成するというパターンは、
私の中では皆無です。
実際、真剣にルアーを作ったことがある人はわかると思いますが、
出来が良いプロトが出来ても、後々不安にかられることになります。
その時は勢いで「これでOKでしょう!」となりがちです。
でも、それは後々自分を騙していたことに気づくことになり、
そこでFIXしたりすると後悔することになるでしょう。
そんなわけで、納得できるモデルを作り上げるまでには、
うまく行く行かないに限らず、一定以上の期間が必要になるわけです。
相当な釣りの経験を持ち、確固たる理論を築けていて、
高い製作スキルと経験、環境を持っている人ならば、
短期間で作ることは可能だと思います。
でもそれができる人って相当少ないはずです。
私は無理です…。
で、このDATというモデルも
寝かされては、起こされ、試され、また寝かされ…
を繰り返しています。
このボディーもその一環。
今回は迷いが断ち切れた感があり。
期待しているボディです。
DATはナチュラル路線であり、
カバークランクなどのリアクション前提のクランクベイトではありません。
スピードでスイッチを入れることはあっても、
ただそれっぽいアクションでまとめれば良いのか?
という疑問があって、悶々としていました。
説得力と実現力が欲しいと。
もう少し設計と機能の一つ一つを分析しながら詰めないと
誰も使ってくれない不要なモデルになりかねません。
というか、自分が使わなくなりそうです(笑)
そこもまた重要ですよね。
作った本人が使わないルアー…。
これは最低なルアーですね(^^;)
自分が使わないルアーは売りたくないし、
多分作り続けられません。
自分の釣りに必要で、できれば替えが効かないくらいのものが理想です。
クランクベイトは既に世に優秀なモデルが溢れているので、
全く替えが効かないなんてことは無いとは思いますが、
その中にあって、完全に信じられるモノであって欲しい。
結局何が書きたかったかというと、
短期間でルアーの設計をFIXさせるのは普通は無理で、
長い期間、アレコレ悩んで閃いて、試して、凹んで、放置してっていうのが、
私がやっているリアルな開発です。
行き先を見失ったら放置は有効な手段で、
ある時、ひょこっとヒントが顔を出します。
これは不思議ですが、私の場合は実際そうなんですよ。
他のモデルでの経験が生きるのは、特に同じクランクベイトカテゴリーならば、
当然あることで、いろんなコンセプトを具現化することで、
多方向のデータを蓄積できます。
これは財産と言ってもいいです。
例えば同じクランクベイトビルダーでもそのデータの蓄積の仕方はそれぞれで、
共通する部分は沢山あっても、ベースとなる考えとか、
優先順位とかそもそも嗜好と釣り環境の違いなんかもあって、
その財産にも個性があります。
当ブログを見ていただいている方で
ハンドメイドをやられている人は結構いると思うんですが、
考えて作ったものに一喜一憂しながらやられていると思います。
私も一緒です。
趣味で作り始めた時は、
それなりに使えるモノができれば満足して
釣って、眺めて悦に浸れるし、楽しい釣りライフを送れそう…
くらいの気持ちでした。
それはそれで相当楽しいのですが、
段々と欲深くなったらヤバいですよ。
泥沼です。
ズブズブとハマりたい方は
日々脳内の70%くらいをそっちに振り分けて、
とにかく意地でも続けることが重要です。
続けるためにモチベーションを保つには、
既存商品や他ブランドとの競争意識は一見重要と思えますが、
私的にはそれは結構どうでも良くて、
投げ出してやめることが負けたみたいで嫌なんです。
まあ、好きでやってるからというのも大きいです。
だから流行っているからと言って
そのコンセプトを安易に模倣して商品化することはやりたくないと思ってます。
個人ブランドですし、そこは個の我が反映された、
自分の意思のままに歩いて作ったモノで世に問いたいなーと
ちょっと偉そうですが、思っております。
釣りと同じで結局答えを出すのはバスなので、
向き合う相手を間違えないように、
ズブズブとハマっていたいですね。
私は今、額の上くらいまで埋まってます…。
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