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MBX [販売]

ちょっと前にアップした通り、
MBクランクの販売はMBX/Leaferの同時リリースを変更して、
MBXを先行して販売します。



現在、たわわに実ったMBXを収穫し、
リップ付けしているところです。





IMG_8529.jpg









MBXはフルサイズにはちょっと及ばないけど、
日本のレギュラーサイズからは少しはみ出すサイズ感です。
このボリュームがもたらす扱い易さが
MBXのカバークランクとしての性能に直結しています。

カバーを釣るに当たっては、
どんなに優れたアクションを持っていても、
どんなに食わせに優れた性能を持っていても、
まずはバスに届けないことにはそれは叶いません。

MBXはその絶妙なボリューム・ウエイトにより、
レギュラーサイズのクランクベイトより奥に入れ易く、
かつ高めの浮力を得られ、カバー回避が容易になります。
また、優れた初動レスポンスで、
短く狭いトレースコースでもしっかりとアクションしてアピールしてくれます。

この、ある意味普通な基本性能をしっかり持たせたパッケージが
MBXの全てと言っても過言ではありません。
○△システムとか□◇構造(特許出願中)とかいう目新しいものは一切ありませんが、
その普通の性能の極みこそがこの釣りのキモなのです。
これは実際に使って実感してくれる方が多いです。


MBXを開発してた中で面白い発見がありました。
それは「ヒットしたらバレない」という現象です。
いくつかの要因があると考えています。

まず、すぐに思いつくのがバスの感情です。
I字系などに起こり易いキスバイトはフッキングしても
掛かりが浅いので、バレ易いなんて状況が多々あります。
これは単純にバスにとってはルアーを観察できるスピードと時間があるからで、
リスクを冒してガッツリ食いつく必要が無いがゆえのお試しバイトだからです。
フラットサイドをスローに使う場合も同じ傾向があると思います。

対してカバークランクは一瞬の判断で食う食わないを判断し、
即座に全身全霊の補食行動に出なければそのチャンスを逃すことになるので、
基本的に食いが深いです。
浅くてもフックにしっかりと絡まっている場合が多いです。

ゆえにバレにくいというわけです。


さらに言うと、「ルアーの比重」というもの関係しているのでは?
と思います。
MBXはその体積に対してウエイトが軽く、物理的に移動しやすいと言えます。
バスはご存知の通り、回りの水ごと吸い込むような補食をします。
つまり、吸い込んだ際に軽い比重であれば、容易に吸い込まれ、
結果針掛かりが深くなる…というわけです。

これはトップウォータープラグでは逆にルアーを飛ばされることに繋がるので、
逆効果になる可能性がありますが、
クランクベイトの場合はそんな傾向があるのでは?
と思っています。


クランクベイトはレングスが少し伸びるだけで、
全体ボリュームが一気に増すので、
MBXの62mmの短めのボディーでも小粒には見えません。
でも大きすぎない。
この絶妙なボリュームは、私の経験上800g以上のバスを選んで釣ることができます。
(もちろん、小さい魚が食う時もあります。)

まだ多くの数を世に出してませんが、使ってくれている方は
釣れるバスのサイズが選べるのを実感してくれていると嬉しいです。


MBXのそのサイズ感や特性は
現在の日本のトーナメントシーンに向いているとは言えません。
メインで使えるようなシーンは少ないと思います。
でも戦略にうまく組み込むことで、効率的なサーチが可能です。

濁り水、シャロー、カバーの3つが揃っている時、
気持ちよく飛んで、気持ちよく泳いで、気持ちよくカバーをかわし、
グッドサイズのバスが釣れるクランクベイト。
簡単に言うとMBXはそんなクランクベイトです。

狙いを定めたスポットに正確なキャストをすることから始まるこの釣りは
バスフィッシングの楽しさが集約されたような釣りだと思っています。

私の中でのMBルアーはトーナメントを意識したルアーでもなく、
目指せマネーベイト!でもなく、もっと等身大の目線で作っています。
それは単に「素晴らしい休日を過ごすためのルアー」という
ごくありふれたアングラーのリアルな目線です。

結果的にそうしたトーナメントシーンでも活躍してくれたら最高なんですが、
まずは、待ちに待った釣行日、
前日にボックスでスタンバっている時から、アングラーを高揚させて、
当日もしっかりと仕事をして一緒に遊べる相棒的な存在であってほしい
と思っています。

そもそも自分にとってMBXはそんな存在なんです。







今回からMBクランクはこのクラフト紙の台紙になります。
觔斗雲ステッカー付き。



IMG_8535.jpg



次回はカラー紹介をアップします。



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future

今回のMBX狙ってます(笑)
私的には新利根とか亀山、利根水系で使ってみたいですね。
by future (2015-04-23 13:55) 

tisa

ありがとうございます!
利根川水系はウッドカバーが豊富なので、使いどころがいっぱいありますね〜。亀山はやっぱり上流部。新利根はリーズ回りでの使用になると思います。リーズ系のMBXクランキングは今度動画を撮ろうと思っています(^^)
by tisa (2015-04-23 14:06) 

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