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2014鋼派 [大会]

雨が降り続いた後、
鋼派の晴れを呼び寄せる力を十分に発揮し、
束の間の「曇り時々小雨」の状況で開催された鋼派。

今年もざっとレポートしたいと思います。

参加総チーム数は確か74チームで、
参加人数は約130名くらいだったはずです。
前日までの雨でドタキャンが結構出るのでは?
という予想に反して、それもごく僅かでかなりの参加人数でした。
誰もが「俺だけは釣れるはず」と思って参加していたと思われます(^^)
えー私もそうです♪




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準備風景






朝のミーティング。


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今回からMBも景品の協賛をさせていただきました。
選んで持って行かれた方々、ありがとうございましたm(_ _)m



6時前、さあスタートです。




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上流組(うち一部下流組)



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下流組





上流と下流に半々くらいかな?
本日の相棒は久しぶりに同船して釣りをするT田さん。
私のバックシートで最も釣りをしているアングラーがT田さんなので、
ある意味鋼派のパートナーとして、
最も向いている相棒かもしれません(^^)


当日の状況としては、
前日まで雨が振りまくったことによる
「濁り&増水」「流れの発生」「水温の低下」により、
かなりタフな状況となっていたので、
大前提としては、比較的スローな展開になると予想。

まずはクランク(BBX)やジョイントルアーによる、
スローな巻きでトップとサブサーフェスで
様子見から始めました。


でも約1時間半を経過した段階で全くのノーバイト。
エリアは沈み物が多く安定感のある河口付近。
水温低下の影響は甚大と思い始める。


次に向かうは洲の野原。
真珠棚をやろうとしたんですが、
好きな面は風裏だったので、スルー(笑)
「じゃあ別の面に行けよ!」
ともう一人の自分が叫びましたが、気分的にスルーしてしまいました…。


BBXとLeaferでいくつかのエリアをじっくりと釣り、
反応が得られないので、早い段階で、また河口に移動しました。
タフな状況を十分に体験し、これはじっくりやらないとヤバいと
腰を落ち着けて釣りをすることにしました。



ここまでの状況をまとめると、
先程の3大変化要素により、
バスは流れと濁りを避け、
少しでも澄んだショアラインのカバーに入っているか、
シャローの沈み物に付いていると思われました。

そして、活性は水温が低下していることもあってイマイチで、
トップには上がってこない状況。


私はボートを岸べたに付けて、なんとかバスを絞り出すべく
ローインパクトなクランクという選択でLeaferをセット、
岸と平行にタイトにキャストしたのでした。



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突貫で塗ったこれ




すると、割とすぐに小さいけど1本ゲット。
狙いを岸べたのカバーと岸よりの沈み物に絞って、
二人でスローにクランキング&スピナベで釣るという戦略で、
残りの時間を使い切ることを決意するのでした。

エリアは沈み物が多い河口エリアに限定して、
とにかくグルグルと回ります。
バイトが続くと思ったはずが、なかなか甘くない新利根川。
ちょっとダレて来たころにバックシートで
「来た!」との声。

赤っぽいスピナベで中型をT田さんがゲットして、
このタフな状況で無事にリミットメイク!!
心の余裕が生まれました(^^)

ボート後方からショアに向けて
斜めにショートキャストしてのキャッチ。
逃げるのも億劫なほどにタフなのか、
濁ったことによって、逃げないのか…。


続けて、コンクリートのカバーから
私の1本目と同サイズをT田さんが続けてゲット。
何だかルアーも当たっている感じです。
慎重にサイズを比べて、わずかに長い方をキープ。
(もうどっちがどっちだかわからなくなる…)


あとは何とかデカい魚を1本釣れば、
この状況なら優勝を狙えると思い、
サイズの大きめなルアーで色々試すも、
結局このまま帰着。



結果は6位でした。




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鋼派は5位までは景品を順位順に先に選べるので、
かなりメリットがあるのですが、
6位以下は受付時に任意に選んだ抽選番号による抽選になるので、
基本、メリットはありません(^^;)


う〜ん、あと少しだったな〜。
私の頑張りが足りなかった…。
T田さんお疲れさまでした!
おかげさまでなかなかの結果を残せました(^^)
ありがとうございました!




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ウエイインしたチームは21チームなので、
ウエイイン率は約28%。
釣りをしていた者からすると、
この日は少なくともハードルアーオンリーだとかなりタフだったと思います。
途中まで完全にノーフィッシュの予感しかしなかったくらいなので、
これでも、釣れた方だと思います。
だってプライベートなら釣りに行ってないと思いますから(笑)


全体としてはクランクベイトで釣って来た人が多かったです。
どんな状況でも機能しやすいクランクベイトの特徴が出ていて
この結果は個人的には興味深かったです。

水温低下がなくて(または高水温から適水温への低下)、
濁りと増水だけだったら
多分トップウォーターとスピナベが強かったでしょうし、
状況変化がなかったら、アフターから回復したバスが
かなりの数ウエイインされてたはずです。

数日雨が降り続いたことで、
バスの状況も個体差が出にくい状況に繋がったと思います。
45cmを超えるようなビッグワンが出なかったのは
今年が初なのでは?

今回は増水して流れが出て、濁ったということで、
ショアラインのカバーに入ってしまっていたと思うので、
通常ならそうしたカバーの中にテキサスやノーシンカーを入れたいところです。

ハードルアー縛りならではの苦肉の策が
ショアラインに沿ってタイトに引いたフラットサイドクランクだったし、
ハードルアーで釣り易かった、シャローの沈み物だったわけです。
これも通常ならネコリグとかでスローに釣りたいところです。

できることを冷静に考えてセレクトすると、
それが自分ができる最良の策だったと思います。
ただ、一人では2本目が獲れたかどうかは微妙です。

バックシートで自分が使えない(=作っていない)
スピナベを投げてもらえたのも良かったです(^^)
スピナベにはクランクではできないことができますし、
ブレードの効果はこうした濁った時や活性が下がった時に
カバーを絡めて使うとすごく有効だと感じてます。
短い距離でリアクション効果を得られるという理由です。

上位の方が使ったCB100も濁った時のラトル入りという
セオリーが効いたのでしょう。
これもMBには無い選択肢(^^;)
ノンラトルクランクの選択肢だけは相当数あるという、
偏ったタックルボックスの弊害が試合毎に出て来ている気がします…。



最近、こうした釣りの大会(試合)は
サッカーと似ているな〜と思うことがあります。
テレビやネットではサッカーの話題で「戦術」という言葉を良く見聞きします。
釣りもサッカーも非常に流動的であり、偶然やラッキーが介入しやすく、
相手の能力と特徴(フィールドの状況)、自分達の能力と駒を分析して、
綿密に練られた戦術(戦略)がとても大事です。

そして更に共通点をあげるとするならば、
詳しくない人にとっては、その「戦術(戦略)」が見えにくいというのも似ています。
私はサッカーは詳しくないので、
試合を見ていても戦略が見えません。
だから釣りも、知らない人からすると、
それを見ていても全く見えてこないんだろうなと想像できます。


大人数で、同じ状況下で釣りをしていると
結果を見ることで、その日の状況がかなり正確に把握できます。
私の場合、鋼派やH-1GPXに参加することで、
そうした経験を積み重ねて、
朧げながら色んなことがやっと見え始めたところなんだと思います。

言われれば理解したと思うことでも、
体験しないとその情報は有効活用されにくいので、
「地味に参加し続けること」こそに最大の意味があります。

そう思うようになってからは、
1戦1戦だけの結果には執着しなくなりましたし、
ノーフィッシュでも冷静に結果を自分の血と肉に
変えられるようになってきたのかな〜と。


あと、オールジャンルOKの大会よりも
ハードルアーオンリーの大会の方が、
その結果によって状況がより分かり易くなる傾向がありますね。
それは単純に面白いです。

釣果・結果重視である大会の場合、
オールジャンルOKなら私もワームやライトリグを使うと思うので、
全体的にどうしてもそうした傾向になるのは容易に想像できますし、
実際そうなってますよね。

そうすると、そこに明確な戦略があっても、
傍目(第三者)には、そこに戦略が浮き上がってきにくいのです。
もちろん、当事者には練りに練った戦略があるにも関わらず…。

そういう意味でアメリカの大会は、
割とハードルアーの使用頻度が高いので、
Basserの雨貝さんのレポートを読んでいると、
すっと入ってくるんだろうな〜と思うわけです。

ハードルアーは例えるなら役者であり、
それぞれが生まれながらに特徴や役割を持っています。
それゆえにやっぱり分かり易いという特徴があるんだと思いますね。
対してソフトルアーはアングラーが味付けする割合が大きいので、
逆にその役割もそれぞれですし、複雑になるので分かりにくくなるというわけです。
日本とアメリカのフィールド状況(特にその規模)がかなり違うから
しょうがないんですけどね…。




途中でまたもや脱線してしまいましたが、
鋼派、無事終わり、毎度のことながら勉強になります。
遠方からわざわざ来ていただいたビルダー・参加者の方々にも
毎回頭が下がります。
だって、そんなに釣れるところでも無いですし…。
(それでも関東では割と釣果が安定しているフィールドです)


そう言えば六度九分の行友君は大会終了後に復習のために?
出船してたのを見たような…。
だったらエライ!!な〜と思います(^^)

去年に引き続き驀進さんもいらしてましたね。
しかもビッグフィッシュ賞をご自身のバズベイトで獲られてましたので、
凄いな〜と思うと同時に私も頑張らねばと思います。




来年も多分開催されると思いますので、
興味がある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
レンタル用品も充実してますし、
釣ってこないと恥ずかしい大会でもないですし、
ボートの大会としては、かなり敷居の低い大会だと思いますよ。



ではでは、参加された皆様お疲れ様でした〜!!
石名さん(&お手伝いしてくださった方々)もお疲れさまでしたー!!
また来年もお願い致しますm(_ _)m



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