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息抜き [ハンドメイドルアー製作]

同じモデルを作っていると、
人間ですから正直飽きます(^^;)
そこで私がとる行動が、
「プロトモデルを作る作業で息抜きをする」
です。

同一モデルを数多く作るのは、
工場的な作業であるのに対して、
プロトモデルを作る作業は、
クリエイティブな作業と言っても良いと思います。

プロトモデルは数でいうと3個~15個くらいです。
これくらいの数だと良い気晴らしになります。
色々と想像しながら削ってると
ハンドメイド本来の楽しさが蘇ります(^^)

そして、プロトモデルはカラーの実験にも好都合です。
新たに試す色はだいたいこのプロトプランクに塗られることが多いです。
トライアルカラーは販売用のB品ブランクに試し塗りすることもあります。

この失敗しても良いという前提の作業はワクワクします。
デザイン・構造・カラー・フィニッシュ・作業工程を
思いつきや感性を優先してできるということが、
ただただ楽しいわけです。








で、今回の息抜きで作っているのがこちら。






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S60という名無しのクランクベイト。
分かりにくいですが、左と右ではボディーが少し違います。


わかりやすい写真がこちら。




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う〜ん、わかりにくいかも…(^^;)


要は右側がやや細いだけなんですが、
こうした微妙な違いを試すのも重要なことなんです。
ボディーの水の抵抗を少なくし、また浮力が落ちることで、
どの程度変化があるのか…。
実際、現場で使って使い勝手にどう差がでるのか…。

微妙な差に一喜一憂するのがルアービルダーというもの。
楽しい作業です(^^)


クランクベイト作りの難しさのひとつに潜行レンジがあります。
作り手としては、それを浅くしたり深くするのは設計で調整できるのですが、
着地点をどこに置くかが難しいです。

普段自分が通うフィールドに合わせるのは簡単です。
ただ、使用される場所は使い手により様々で、
それがマッチしないという状況は普通にあります。
あくまでも自分の環境をベースにするのか、
多数の意見を聞いて調整するべきか…。
悩ましいところです。

そう言った意味で微妙なレンジ違いの必要性も出て来るわけで、
汎用性の高いモデル程、細かいレンジ別モデルが欲しくなります。


S60は割と汎用性の高いモデルなので、
最低でも2レンジ作りたいと思ってます。


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(MRプロト)


MRはかなりまとまってきたので、
次はSRです。
ボディーはSR専用設計となります。


MBのレギュラーサイズクランクS60。
そろそろ名前を考えよう。



ウェア [その他]

我が家のウサギは今日も元気です(^^)




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さて、本題です。


バスフィッシングは道具が多いので、
アレもコレもと揃え出すと、
あっという間に金欠になりますよね…。

ロッド、リール、ルアー。
これらには何の躊躇いもなく資金投入できるのは
必ず使う道具であり、使用感がダイレクトに快適性に影響する道具だから。
あと所有感が高いという理由もありますね。

タイトルにあるウェアはそういった意味で趣味性は低いですが、
特にレインウェアにおいては快適性に大きく反映されるので、
かなり重要なところだと思ってます。

と言いつつも、私、結構古いバウオのレインウェアを使ってまして、
いい加減もう元取っただろ!と納得した上で、
今はこちらを使ってます。












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ダイワのゴアテックス。
レインウェアとして考えると、やっぱりゴアテックスが良いですね。
安心感があります。

釣りメーカーのウエアは釣りをする前提で設計されてるので、
使い易さを考えて色々検討した結果、こちらになりました。
手首の部分とか、ジッパーデザインとか、
釣り用レインはしっかりと考えられてます。
2年前のH-1牛久戦の時は大荒れで雨風がひどい状況でしたから、
そんな時はウエアの性能が超重要になります。
リールやロッドを一回ガマンして買うべきはレインウエアかな~と。

今時のウエアはシルエットが昔のものと違ってややタイトですね。
これはBMI数値が正常中のやや痩せである私にとってはウエルカムです。
あんまりダボダボしていると邪魔ですし。
釣り用ウエアもシルエットとかちゃんと考えるようになったのは
嬉しいことです。

ちなみに下はグレーなんですが、
トータルで結構明るい色となります。
私の場合、ボートに乗って沖側からショアラインに向かって
釣りをすることが多いのですが、
空の色ってだいたい白っぽい感じが多いです。
もちろん青い場合も多い。
というわけで、斜め下からバスが釣り人を見た場合、
ダーク系よりもこの明るい色調の方が目立たないのでは?
と思ったわけです。

そして、陸上からは目立つので、遭難したくないけど
遭難した場合には目立って発見されやすいと(^^)

クランクベイトのカラーを語るように
着るもののカラーコンセプトを語ってみました(笑)








そして、早春や晩秋、冬に重宝するのがこちら。
















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ご存知ユニクロのダウンベストです。

ベストタイプは意外に使い勝手が良くて、
ユニクロのライトダウンシリーズはインナーとしても着膨れしにくく、
ベストなら腕の動きも軽快です。
写真のダウンは襟が付いてますが、
襟の部分がないタイプの方が使い易いと思います。
たまたまセール中が襟付きのものだったから、
これを買ったというだけです(^^;)
今は安くなっていると思われますので、ベストタイプおすすめです。



ダウンベストの良いところは、
CMでもやってますが、室内でも気軽に着れるところです。

ハンドメイドをやっている方は多いと思いますが、
作業環境が整っている人は少ないのではないでしょうか?
私も作業部屋はハロゲンヒーター1個で、溶剤を使う場合は、
室内の空気をガンガン換気扇で外に吐き出しながらの作業になるので、
この時期はめっちゃ寒いわけです。

そんな時にこれを着るとかなり快適です。
作業の邪魔にもならず、安価なので汚れても精神的ダメージは少ないです。
ちなみに暖房がしっかり効いてるところで着て、
サンディングなんかしていると汗かきます…。

冷えた部屋で作業していると一番冷えるのが足下です。
最低でも厚手の靴下はマストアイテムですね。
もっとしっかりしたシューズに近い室内用のあったかアイテムも売ってますので、
それも良いと思います。私的に今すぐ欲しいアイテムです(^^)



釣りもハンドメイドも、着るものは大事ですね!




ダメソファー [その他]

釣りには全く関係のない話です。


去年、ちょっと騒がれたソファーがあります。
通称ダメソファーと呼ばれるMUJIのビーズ?クッションです。
正式名称は「体にフィットするソファ」。
サイズが大きいのでかなりの存在感があります。


dame.jpg

これ、うちじゃないですよ。
こんなおしゃれじゃない(^^;)




座った時に変形して、ある程度その状態をキープするので、
自分の好きな体制を取り続けることができます。

真ん中にドンと座れば、高い位置をキープできて、
例えばテレビなんかを観る時に重宝します。
もっとダラけたい時は端っこを潰して斜めにすることで、
座椅子のようにもなります。
背中側は分厚くなるので背中が暖かいのも特徴です。
この状態で足をコタツに入れようものなら、最後です。


スペースと予算に余裕があれば、2個連結して全身を乗せます。
これが一番人をダメにするカタチと解説されてました。

そもそもなぜこれがダメソファーと呼ばれたかというと、
気持ちいい!と思えるカタチである程度固まってくれるので、
動きたくなくなる=人としてダメになる
からです。

確かに気を抜くとずっと埋まっていたくなるような
危険な要素をこのソファーは持ち合わせています。

そして、ついにこのダメソファーは
人間だけではなく、別のほ乳類にも牙を剥いたのでした。






















こちら。










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ダメになってる…。


最近、留守にして帰ってくると、
なぜかソファーが毛だらけになってることがあって、
まさか?
と思っていたのですが、
ここ数日は何の躊躇いもなくノシノシと短い手足を埋めながら
ダメソファーに上り、徐々に横になり、
爆睡体勢を整え、このようなシーンが完成します。



こうなると、なかなか動きません。
人も犬も猫(多分)も文字通りダメにするダメソファー。


おひとついかがでしょうか?




FS → 釣りキチ三平へ辿り着くまでの連想 [その他]

ルアーは鋭意製作中です!
当初の予定より1ヶ月以上遅れてますが…。

「ビルダーが言う納期は聞き流せ」

ということわざがあってもいいと思います。





さて、フィッシングショーが立て続けに開催されているので、
FSネタが多いですね。

新商品は購買意欲をくすぐられます。
年々少しずつ性能が向上する道具を
どのタイミングで買い替えるか…というのが
悩みどころで、毎年悶々とします。

旧モデルでもそこまで不満がなければ、
無理に新商品を買う必要もないのかな?とも思います。
でもそれをずっと続けていると、
ある時、「うわっ知らないうちにこんな進化してんだ!」と
時代に取り残された感を味わうことになります(笑)


車も似たようなサイクルがありますね。
以前よりも壊れる頻度は劇的に下がって、
日常生活に支障はないのだけれど、
気まぐれでディーラーに行ってカタログもらって、
試乗なんかしちゃったら心が揺れます。
商売だから、メーカーも購買意欲を掻き立てることに必死です。


そう言った意味で、釣り道具と車は結構似ているのかもしれません。



そんな新商品に踊らされていることに嫌気が差したからか、
時代に同調することに興味がなくなったのか、
釣りにも車にも、クラシックなモノを嗜好する手段があります。

古ABUに代表されるオールド嗜好です。
トッパーと呼ばれる人たちの中でも
ここら辺は細かく分類されると思います。
これのオールドを嗜好するメリットは先述した内容に合わせるならば、
廃れないということです。

業界のスタンダードがどんどん変わって行こうが、
どんなトレンドが吹こうが、
一切関係なく自分のスタイルを遂行できます。
これはラクです。
どんどんのめり込んで、確固たる自分の世界を構築して、
それがこの先無駄になることもありません。

車もこうしたクラシックスタイルを嗜好する人は、
同様だと思います。身近なところで例えると
クラシックminiはデザインと趣味性が廃れないですよね。
何気にいつか乗りたいと思ってたりします(^^;)


釣りの嗜好は様々で、一般的には新商品を気にしながら、
今時のタックルを使っている人が多いと思います。
そして、それらを使って休日を謳歌するアングラー。
オカッパリであれ、ボートであれ、最も多いのがこのスタイル。

で、その延長上に大会にハマる人たちがいます。
JB、WBS、TBCなどのプロが中心となって、
頂点を目指す人たち。

そして、ショップが主催するようなアマチュア中心の大会に参加する人たち。
鋼派もこれかな?

そして、それらの中間に位置するH-1なんかの
ちょい本格的なアマチュア中心の大会に参加する人たち。


クラシックなスタイルを嗜好する人たちは、
これらから外れたところに居て、
バスを釣りたいという目的は一緒でも
目指しているものが少し違います。


これってなんだろうってずっと考えていました。
そんなことを考えるのは、少なくとも自分がそうしたスタイルが
嫌いじゃないからなんです。
むしろ、大好き。
正確にはクラシックスタイルではなくて、
流行り廃りがないスタイル・道具という意味です。


最近は試合用に最適化された道具や戦略なんかに力を入れて、
いろいろやっていますが、
根底にあるのは廃れないモノとつきあいたいという思いです。


最初は「大人な趣味」を表現したい欲求かな?
と思っていました。
でも、もっと単純に素直に答えを探すと、
それは別のところにありました。


それは多分少年期のバス釣りです。
少なくとも私の場合はそうです。
あの頃の釣りたい欲求って
今よりもピュアなものだったと思います。
何とかして釣りたい。でも釣れない。
だから釣れた時の喜びは凄いものがあった。

バスもまだ未知なもので、ロマンもあった。
フナや鯉の腹を食いちぎる獰猛な魚と大人は言う。
すげー!かっけー!!釣りたい!!魚拓とりたい!!(笑)
大人達はかっちょいい道具を使ってた。
自分もいつかあんな道具でデカいバスを釣るんだ
と誰もが思った。


そして、大人となった今、
その思いが強かった人ほど、当時の面影を残す道具で、
ピュアな欲求を満足させるべくバスに挑む。
大人だからイージーな道を探して実行するのは簡単で、
釣りたいだけならそれこそ大人の力でどうにでもなる。

でもそうじゃなくて、
あの頃の気分を味わいたい。
難儀して出会う 1匹に感動したい。
自らハードルを上げて、そうした環境を作って、
「あーバス釣りっていいなー」
って改めて感じたいのかなと。

多分私の根底にあるものってそれだと思います。
釣れなかったけど楽しくて夢が広がってた少年期のバス釣りへの回帰。


私の場合、H-1とか大会に出なくなったら、
多分こっちの世界に引きずられます。

試合に出るということは、結果を重視します。
その中でも自分のスタイルにはこだわりたいけど、
少なくともロッドやリール、ルアーは最適化されたものを使いたい。
アマチュア主体の試合とは言え、
なめてかかっては絶対結果は出ません。


バスボートを使った本場スタイルを嗜好する人は、
やっぱり同じく少年期の欲求を大人になって実現するって
パターンも多いのではないでしょうか。

そうそう、カブトムシ・クワガタを追いかけてた少年期を持つ人は、
これまた同じような種を持っているはずです。
私は種を持ってますが、水をあげてません(笑)


そんなことを考えてた週末でした。



そう考えると、いわゆる古ABUを中心とした、
70年代の釣りを模倣したような釣りに憧れを抱いて、
バス=幻の魚でなかなか釣れずに悶々としていた世代って
私世代とそれより少し上までかな?

そういう人たちがこうした釣りに逆トラウマになっているとなると、
90年代のバスブームに少年だった人たちって、
もうちょっと大人になったら「赤メタ」とスコーピオンロッドを
嗜好するかもしれないですね(^^)


少年期に植え付けられたものは、
大人になっても消えないです。
前にも書いたんですが、釣りキチ三平のこのシーン。



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これは、完全に刷り込まれましたね。
このイトウ編とタキタロウ編は私的に2大傑作です。







大人になって5000Cを買った原因を遡ると
間違いなくこのシーンにぶち当たります。




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釣りには多様性があって良いと思います。
それは豊かな釣り文化とも言えます。
そりゃメーカーは新商品をどんどん買ってほしいでしょうが、
趣味としてはそれだけではつまらないですよね。



まあ、それはおいといて、
少年達を釣りキチにする作業をどんどん推進しないと、
釣り業界どんどん先細りするでしょうね。
私の時代は「釣りは子供の嗜み」でしたから。
ヘラブナの世界は若い人が入って来ないから、
今の世代がいなくなったら滅亡の危機というし(^^;)

昔に比べて子供が水辺で遊ぶことを良しとしない風潮があって、
まして、友達だけで釣りに行くなんて!って感じですから、
なかなか私たちが味わったような体験は難しいのかもしれません。

 「あの時は泣きながら増水した川を渡ったよな~」

なんて、今は笑って話せますが、その状況、普通に死にますからね…。
その時は確か年上の友達と二人で行ってて、
その2つ上の近所の兄ちゃんに
「○○君のせいで今俺らは死にかけてるんだー!!」
って泣きながら言ってた気がする…。
人のせいにしてますね…死に直面して人間性が出たか?(笑)

定員大幅オーバーのゴムボートで沈しかけたり、
崖を転がり落ちてダムにダイブとか、釣れないから川で泳ぐとか、
それが良いとは言いませんが、水辺が身近であって欲しいな~。


平成版・釣りキチ三平をアニメ化、もしくは
オリジナル版を現代用にアレンジして地上波で放送したら
少年釣りブーム到来!!ってならないかな?
例の放送コードの件で難しいか?
でももし実現したら少年達よりおっさん達が食いつきそうですね(^^;)
私は間違いなく食いつきます!
できれば主題歌とかはそのままがいいな~。


Availスプール [ロッド・リール]

スコーピオンMg用に
Availの軽量スプールを入手しました。

毎回苦しむのがSVSブレーキユニットの取り外し。
結構キツくはまっていることが多くて、いつも苦労します。
今回も普通にやってもびくともしなかったので、
アンタレスARでやったドライヤーで熱する方法でトライ。








抜けません…。








しょうがない、面倒だけどアレ使うか…と
タコ糸を持って来て、ユニットの穴に通す。
3カ所均等に同じ力が加わるようにします。






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さらにドライヤーではめ込まれている部分を熱してから
グググッと引っ張って、やっと外れました。
これが一番安全で確実な方法だと思われます。
まあ、この辺の取り外し・取り付けは自己責任で!







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ドライヤーで熱するとスプールも熱くなるので素手だと熱いです。
ティッシュなどで包んで引っ張ります。







で、今回ははめるのもキツくて大変でした。
無理するとスプール歪みそうで怖いです。
これもドライヤーでブレーキユニットを熱して
エイヤーと押し込んで、やっと作業完了。






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いい感じです。




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ここまできたらリールのボディーを塗装したい欲求が…(^^;)
ガンメタ寄りのシルバーとか良さそう。
ロッドを本格的にビルドするのもルアー出荷後と決めているので、
今はあまり深く考えないようにしよう。


ちなみにノーマルスプール(ブレーキユニット込み)が
12.68gでAvailスプール(ブレーキユニット込み)が
10.30gになります。
約2.4gの軽量化になります。




軽量スプールのメリットは軽量ルアーを扱えることですが、
10g以上のウエイトでもその軽い立ち上がり性能は生きます。
無理な体勢からのわずかなテイクバックでもルアーが浮き上がらずに
すーっと伸びてくれるので、
近距離戦のアキュラシー重視キャストでは重宝します。
まあ、新しめのリールならノーマルでも大丈夫な気もしますが、
私の場合、このリールでその性能が必要だったわけです。


ダイワのSVスプールはそうした用途で良さそうだな〜と思ってます。
アルファスSV、試しで買ってみようかな…。


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