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修理など [その他]

一時期、アメリカでオールドバグリーのトレンドがありました。
今のスクエアビルの主流は高性能なABS製になっていると思うのですが、
私の中では絶対的なレスポンスや対カバー性能は
バルサクランクに分があると思っています。


使われなくなった理由はいくつかあると思います。
これはデメリットとイコールです。

 ●手に入りにくい
 ●高額
 ●アタリハズレがある
 ●壊れ易い

の4つかと。

全てを解決することはできませんが、
「アタリハズレがある」は私次第なので、頑張って均一化を図るとして、
4つ目の「壊れ易い」という問題。
ABS製に比べて、酷使すると破損しやすいのはバルサ素材の宿命です。

これを少しでも改善すべく、MBは修理サービスを始めることにしました。
決して安くはないハンドメイドルアーを
心置きなく道具としてガンガン酷使していただくためです。
以前から対応はしていたのですが、正式にアナウンスすることで、
遠慮していた方も依頼しやすくなるのでは?
と思い、正式にご案内することにしました。

ただし期間を設定して…というやり方になります。


MBクランクは製作者の製作能力が高くないため、
そんなに出回ってはいないのですが、使ってくれている方で、

 「ウッド地が出てやばいので、今一度コーティングをしたい」
 「リップがとれてしまったので新たにリップを付けてもらいたい」

という方がいらっしゃれば、対応致します。


基本的に修理は無料ですが、こちらに送っていただく送料と
返信の送料分の切手代だけご負担ください。
(120円分の切手をルアーと一緒に同封してください)
修理して定形外郵便にて発送します。
ルアーは現状コートに足付け後、
硬めの2液ウレタンで全体をコーティングします。
リップの破損、紛失も修理致します。
リップ修理は追加コーティングと同時作業も可能です。

リップ部分はマスキングしますが、付け根のところにウレタンがはみ出します。
その辺はご了承ください。性能的に問題はないです。むしろ浸水対策になります。

こんな感じになります。


IMG_8589.JPG


私が使っているMBXはこんな風に補修されたものが多くなってきました。
補修をしながら酷使して一体どこまで使えるんだろう?
という実験でもあります。

何かにぶつけてボディーを大きく破損している場合でもご相談ください。
現役復帰のお手伝いをさせて頂きます。



先述した期間を設定する理由は、
MBクランクの製作に合わせたスケジュールになるためです。
要は通常製作のトップコート行程の中に補修(追加コート)も入れちゃいます、
ということなんです。


タイミングを見てその都度、当ブログやTwitterなどで告知しますので、
修理依頼はまずメールにてご連絡をください。
(monkey_brain_lures@yahoo.co.jp)
多分5月中か6月に第1回目をご案内できると思います。


タイミングが悪くて、補修したいのにできない!
という状況の方は申し訳ありませんが、
瞬着などで補修してみてください。
粘度の低いものの方が使い易いはずです。
ちなみに早めにやっておいた方が傷の広がりを抑えられます。


直近のロットのものはコーティングの強度が高くなっているので、
傷や穴ができてもそれが広がりにくいと思いますが、
それでもソフトバルサ+薄いコートという組み合わせは強度に限界があります。
酷使すると、強引な釣りということもあり、どうしても傷付いていきます。
また、攻めのキャストで硬いものに強打すると
ボディーを大きく損傷する場合もあります。

道具としてガンガン使っていただけるのなら
現役復帰のお手伝いは積極的に対応しますので、
お気軽にお問合せください。





この件に関して、ひとつ疑問を持っていました。
それは、傷ついて防水処理されていないバルサクランクを
一日使い続けた場合、どのくらい水を吸ってしまうのか…
という疑問です。

2日間、結構な頻度で使い、
ガンガン硬いもの(コンクリートとか)にぶつけてしまったMBX-LT。
あえてまだ補修してありません。
数カ所ウッド地が出てしまっています。


IMG_8592.JPG


これを使って、GW中に実験してみます(^^)



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