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H-1GPX 第3戦[津久井湖(神奈川)] [大会]

全5戦あるH-1のレギュラー試合の丁度真ん中が
この津久井湖戦になります。


例年ならこのリザーバー戦に突入してから
かなりトーンダウンした成績になるのですが、
今年はどうなったかというと、
何も信じられる手段がなかった例年に比べれば、
打開策が少し見えた意味のある試合になったと思います。




プラは2回。
記事をアップしましたが、初回は魚探掛けで、
改めて津久井湖の全容…とはまでは行かなくても
ある程度の地形を把握しました。


そして、2回目。
試合の1週間前でしたが、赤潮の勢力が拡大してて
上流域まで普段の水の色ではありませんでした。
これが今回のキーでした。


この日は早々にチェックしていたエリアで
Leaferで2本(200〜300gくらい)釣れました。





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赤潮により、視界が悪くなった効果だと
すぐにわかりました。
そして、どうもこのエリアはその影響を受け易いのでは、
と思われました。
地形変化により水が入れ替わりにくいのかもしれません。


いつものメザシサイズではないこのサイズ。
出場経験のある方ならわかると思いますが、
結構貴重なサイズなのです。

これでベースが出来れば、ある程度のウエイトを積むことが可能です。
H-1は全戦のウエイトの合算で競われます。
年間の上位を目指すのであれば、
安定したウエイトを毎回積み重ねる必要があります。

津久井湖と相模湖は共にメザシサイズの罠に掛かり易いフィールドで、
以前に書いてますが、私のテーマはいかにこの罠に掛からず
一歩抜け出すか…でした。
そして、それにプラスしてビルダーゆえに、
いかにMBルアー(主にクランク)で釣ってくるか…
というビルダーのエゴも考慮しなければなりません。


I字系やシャッドは釣れますが、
ただ単に使うだけだとメザシサイズの反応に惑わされます。
私は自らの勝手な縛りによりクランクを主体とするプランを組む傾向にあるので、
これが今回は良い方向に働いたような気がします。


簡単に言うと、濁りが入ったことにより
クランクが利き易い状況になっているということと、
クランクを使うことでメザシサイズを避けて釣ることが可能という
ダブルの効果です。





次のテーマはサイズアップです。
これもプラでヒントを得ることができました。



それは、赤潮が発生している前提で
「小さなワンドにある流れ込み+岩盤+少し深めのレンジ」
というもので、この日はノリーズのショットover5を使って、
まあまあサイズを釣ることができました。







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35cmくらいかな?
H-1の津久井湖戦においては貴重なサイズです。


さて、このショットの名を冠したディープクランク群ですが、
初めて使って、ちょっと感動しました。これはオススメです。
ちゃんと効率的に潜るのに、ロールがきっちりと入ったアクションを
実現できていて、飛距離も抜群に伸びます。
巻き心地も比較的軽くて疲れません。


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具体的な設計の意図はわかりせんが、
自分の考える良いディープクランクに合致してて、
しかも高いレベル完成されてるので、ある意味ショックでもありました(^^;)
ドラッギングで使おうと思って買ったover5ですが、
結果的にはキャスティングでガンガン使いたい
ディープクランクだな〜と思いました。

あんまり他所さんのルアーを紹介することは
あえてしないようにしてたのですが、
クランクベイトビルダーとしてディープクランクを
もうちょっと使って欲しいという思いもあって、紹介してみました。
オカッパリでは難しいかもしれませんが、
リザーバーのボートアングラーなら、
任意のレンジのモデルを常に積んでおいて良いと思います。





脱線しましたが、そんな感じのプラでした。







試合までの1週間、いかに濁りが維持されているか…
それだけが気になっていました。
そして、試合まであと3日というところで、
どうしても3mダイバーが欲しくなりました。









そして作りました。















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(70mmのバルサボディー+ポリカリップ)


理由はover5だと潜り過ぎる傾向にあったからです。
ならばover4とか3を買えばいいだけなんですが、
そこは、クランクベイトビルダーとしての立場がありますから(笑)

あと、3mダイバーは以前に作っていたのと、
それ向きのボディーデザインを既に持っていたので、
テストがてらに作ってみたいというのもありました。

クランクベイトの基本はボトムに擦るのは良い傾向ですが、
当たり過ぎるのはマイナスです。
そういう意味での使い勝手を考慮した3mダイバーです。

ちなみにこのカラー、釣ることしか考えていないカラーです。
「赤潮シャッド」と命名しましょう。
極めて実釣的な赤潮の中でナチュラルなアピールをする
ウッド地+ギラギラパールベースのカラーです。




試合のプランは明確になりました。

濁り(赤潮)のエリアを釣る。
シャローではLeaferとmito2、
ミドルレンジは試作の3mダイバー(以降D70とします)
D70で足りなそうな所はover5
ドラッギングでさらにディープやるならSKTマグナム。

以上タックル5セット、クランクベイトオンリーです。


サイズアップはレンジを下げて、
先述した条件を釣る。
さらなるサイズアップする余裕があれば、
ドラッギングでGPSでマーキングしたラインをトレースする。

一人クランキング祭り(^^)





試合当日。
寝坊した記憶は無かったのですが、
受付がケツから2番目ということで、
寝坊認定です…。

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毎年良い天気に恵まれる津久井湖。
天気は晴れ。Yahoo!の今日の運勢は96点。
参加選手は99名だそうです。

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気になる赤潮はスタート地点には見えません。
水が変わった?
しかもアオコになってる…。
もうアオコなの?


不安の中、上流を目指す。
目指すは名手ワンドの少し上流の100mくらいストレッチ。


他の選手とタイミングをずらすために
途中、寄り道をしながら、無事そのエリアに入る。
名手ワンドから少し赤潮が目立ってきて、
ちょうどそのストレッチは良い感じに赤潮まみれでした。
地形的に特にこのストレッチはそういう条件を生み易いと思われました。
しかもこの日は表層にアオコがトッピングされています(笑)

普通考えたら終わってる水。
でもクランカーである私は歓喜(^o^)/


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ここに固執している選手は居ないようで、
少し安心して、シャローをチェック。

Leaferからmito2へのローテーション。


1.5mラインで早々に1本目、400gくらい。


1時間後、レイダウン脇をD70でトレースして
2mくらいのところで200gがヒット。
よく食ったな…。

その後、mito2でメザシバスがヒット、ジャンプバレ、
リミットメイクならず…。


私がこの汚い水で頑張れる理由は明快でした。
意外に下のレンジが澄んでたりするのはご存知の通りですが、
プラの時点から表層含めベイトがかなり居たのです。
メインはオイカワ。


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オイカワさん、すいません…。
故意ではありません(~~;)



これを狙ってかハスもたまにボイル。



さすがに100mのストレッチを2時間やってると、
これ以上絞り出せない気がしてきたので、
少しずつ上流へ移動。


見た目汚い水を探しながら、mito2でメザシプラスαサイズをキャッチ。
リミットメイク。
スタートから1時間1本という感じ。
順調。



一発大物を狙って、さらに上流へ。
カレントを意識したクランクキングを試みます。
が、焼き付け刃通じず…。



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途中横目で見ながら「ここは無いな…」
とスルーした沼本ワンドで、
去年のAOYである福永さんが釣られていたようです。
結果的に5位入賞されたのですが、
釣り方が小さめのミノーのグリグリメソッドということで、
エビ食いバスを釣られていたのかなと。

減水時はあっという間に干上がる沼本ワンドは
沼本ボートご主人曰く、エビがいっぱい獲れるそうです。
沼本ワンドのエビパターンと勝手に解釈してます(^^)



で、下流に戻ります。
また例のストレッチへ入ります。
天気が良くて気温が高くなり、風も微風。
風が当たらないところだと熱中症になりそうです。


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ちょっとだけ下流側へ移動。
バイトが遠のき、集中力が切れたところに
いい感じの休憩場所を発見。

小さな木陰のワンド。
入る前に一応D70をキャスト。
ゴミに引っかかる…。
ダメだ休もう…と思っていたら、
それはバスでした。


慌ててファイト開始。
しかもなかなかサイズ。

ネットインしようとして、グイと引き寄せた瞬間、
10cm足らずにフックオフ…
フックの掛かり方がちょっと微妙で、
それもあってバスがうまく泳げていなかったので、
ゴミだと思ってしまいました。
しかも、見た瞬間、「あ、これバレそう…」って(^^;)


この800gくらいありそうなナイスなバスをバラしたことで、
精神的にやられ、その旨Tweet(笑)

しかも、疲れてて気が付かなかったけど、
この条件はプラ時に気づいた、
赤潮+小さな流れ込み+岩盤(ワンドの入り口が)
+少し深めのレンジ(2〜3m)でした。


しばし、休憩の後、メザシバスを何としてでも入れ替えるべく、
同様の条件を探しながらD70をキャストしまくる。

そして、400gキャッチ。
メンタル復活。メザシ入れ替え。
推定3本合計1kg。



あとはキッカーを意識した釣り。
D70とover5を使って、
レンジを少し下げた釣りを展開しました。



レンジを下げた理由は濁り水エリアは限られていて、
アオコが少し漂う比較的きれいな水を釣らなければならなかったから。


プレッシャーの高い関東のメジャーリザーバー(比較的クリア)では
ほとんどクランクは使われていませんが、
ディープクランクはシャロークランクに比べて比較的使えるルアーだと思います。
単純に視界が悪くなるから騙しやすいという理由で。


一発大物を狙って下流側へ移動して3〜5mラインを釣りましたが、
その後はノーバイト。帰着となりました。
ちなみにプラ時の聞き込み調査では、
5〜6mラインに産卵を終えたそこそこサイズ(40cm以上)が居て、
ライトリグで釣れているようでした。

スポーニングエリア(リザーバーの場合は様々です)に近いところの
やや深めをスローに釣るというのはわかりやすいアフターの釣りで、
そんなバスが回復しだして、クランク食ってくれないかな〜という
淡い期待がありました…。




3本で1,060g、6位。


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お立ち台に上がれるような成績ではありませんでしたが、
私の中ではかなり意味のある試合でした。
リザーバーでもウエイトを積んで行ける目処がたったという、
初歩的なステップを踏んだ記念すべき試合(笑)
年間順位も11位と少し戻りました(^^)

亀山湖はまた少し違うのですが、
この津久井湖、相模湖は壁にぶつかっていたので、
少し気がラクになりました。



上位の方の魚たち。


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優勝は牛久ロコの横井さん。
よくお話しする方で、
リザーバー戦を制した牛久ロコということで、感慨深いものがありました。
私もマッディーシャローの人という自覚があるので(^^;)


ルアーはストライクキングの6XD。

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有名なドラッギングコースで獲った50UP、2410g。
お見事です!




上位の他の方のルアーはシャッドやI字系だったのですが、
I字系はアイウェバー型です。
皆さん、狙ってビッグフィッシュを何とか1本釣ってきたという感じで、
ハイリスクハイリターンな釣り。

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今回の私の釣りとは真逆の釣りですが、
勝つにはこっち(大物狙い)を選ぶしかありません(^^;)
次の相模湖もそんな傾向にあるので、どちらで行くのか…
というのは難しいところです。

私のテーマはギャンブルに出るというよりは、
(ほぼ)自前のクランクでどこまで戦えるか…というのがあるので、
この辺はマイペースで行きたいと思います。




それにしても、ディープクランクのここは萌えます。


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帰ってから使ったルアーを眺めるのが好きです(^^)


最後に今回脇役でしたが、頑張ってくれたmito2。


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Leafer終わったら、これを作ろうと思います。
詳しくはまた後日。




スタッフの皆様、ロコの皆様、いつもありがとうござます。
参加選手の皆さん、お疲れさまでした。
次回も頑張りましょう!!



新しい充電器 [ボート関連]

やっぱり壊れてたバッテリーの充電器。
思えば15年くらい使ってたから、壊れてもしょうがない(^^;)

結局、この間のバッテリー切れの原因は
単に充電されてなかっただけでした。
これが試合じゃなくて本当に良かった…。

ディープサイクルバッテリーは
できればいつもフルに充電されているのが一番良いわけですが、
今回は3つのバッテリーが2週間以上容量が少ないまま放置されてたという
精神衛生上好ましくない状況になってました。


急いで充電器を注文して、届いたのがこちら。


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ACデルコのAD-0002というやつ。


大して調べもしないで買ったのですが、
まあ、良さげな感じです。


任意にアンペア設定ができるので、
負担がかかるだろうけど、
時間がない時は急速充電もできるっぽい。

容量の1/10を推奨しているということなので、
通常は10Ahで充電します。
(ボイジャーの普及バッテリーの容量は105A)


新しい主力バッテリーからすぐに充電開始して、
真っ赤なまま放置してたやつが無事グリーンになりました。




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現在生きているバッテリーは4発です。
新し目のが2発で、
魚探などのアクセサリー用に使っている
やや劣化しているのが2発。



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この充電器はサルフェーションで劣化したバッテリーを
回復させるパルス充電方式とのことなので、
劣化気味だった古いバッテリーがどこまで蘇るか、
ちょっと楽しみです。あんまり期待してないけど…

サルフェーションは放電時に電極板に付く結晶。
これが付いちゃって、抵抗増や効率低下など色んな不具合を起こすのです。
放電後に早く充電しないと劣化が早まる理由はこれです。
(時間が経過して結晶が硬くなると戻らなくなる)




ちなみにバサー御用達のこのバッテリー、
災害時に非常用電源になるので、
100Vに変圧してコンセントを差せるようにしとくと、
いざという時に使えます。




Leaferですが、もう少しです。
今週、予想以上に忙しく、ちょっと遅れてます。
余計なことをしてるのも少しありますが(^^;)




津久井湖プラ 2回目 [大会]

一旦マッディーシャローモードになった後、
またリザーバーモードに突入です。
何が面倒かというとタックルの入れ替え(^^;)

リザーバーの方がロッドレングスが長くなって、
巻くラインも長めになって細くなるという感じです。
リールからまだ使えるラインを巻取るのに
電動ドリルが活躍します。

えー、せこいです。




6月の津久井湖は大会だらけで、
日曜日はタックルアイランドさんの大会があったようです。
で、今週末は土曜日がサンラインさんの大会、
日曜日にH-1が開催されます。



こんな状況で釣れるのか?









日曜日は沼本ボートさんから出船。





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この日は桟橋が使える水深だったので良かったですが、
水位によっては水位がある川筋での乗船となります。

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このボート屋さんは初めてだったので、
ざっとシステムを整理すると、
予約ができないので、早いもの勝ち。
「うちは大会はやらない」主義の原チャリで動きまくるご主人が
気さくに対応してくれます。
レンタルはハンドコンはありました。


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今時期は6:00〜17:00。
早く来れば、桟橋近くに駐車できますが3〜4台くらい。
遅い組は一旦桟橋近くで荷物を下ろして、
上の駐車場(2カ所)に止めるシステムです。
ローボートはスナガでした。受付は桟橋。
一人乗り2500円。エンジン船で曳航500円。




え!?曳航?




プラ終盤、まさかのバッテリートラブルで、
帰りは曳航してもらいました…。


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レンタルボートフィールドで良かったです(^^;)




原因は恐らくチャージャーの不具合。
充電完了しました〜とグリーンに点灯してたから
満充電されていると思いきや、されてなかった疑いが強いです。

まず、魚探に表示される電圧がいつもより低いのと、
24V装備としてはスピード低下が明らかに早かったこと、
今、充電してますが、一晩経っても充電されている気配が無いこと。
多分必要な電圧がかかってないと思われます。

とりあえず充電器注文しました…。
電圧チェッカー買っておいたほうが良いかな〜。




さて、津久井湖の状況ですが、
赤潮が上流域まで回り、バックウォーター以外はその影響下です。
水温20〜22℃。



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タックルアイランドさんの大会の選手がたくさん出船してたので、
飛び飛びでざっとチェック。


私の天敵のトンビも活発に活動してます。






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この日は曇り時々小雨の釣り日より。
最後は晴れました。



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小さいやつの傾向はわかったけど、
相変わらずスーパーキッカーは難しすぎて無理ゲー。
確率を高めるための下調べは一応したけど、どうかな〜。
結局、当日の状況、その時の状況を見てアジャストできるかどうかなので、
1週間前のプラで釣れる釣れないはあんまり意識しないようにしてます。



この日は今となっては釣友達になっているマスターN田氏と湖上で密会(笑)
プラ途中から団らんプラクティス。
津久井湖に詳しい方なので、色々とこのフィールドについて教えてもらって、
あとは自分の腕次第かな(^^;)
N田さんありがとうございました!



曳航してもらって仲良くなった?
ボート屋の主人や常連さんからも情報収集?して
これで試合で1本も釣れなかったら逃亡ですね(笑)
50UPの3キロってのも出てるようなので、夢はあります。
3キロまでは行かなくても、
上位の方は毎年そんな魚狙って釣ってくるんですよね…
聞いてもマネできないような釣り方で(^^;)

私の目標は普通サイズを1本持って帰ってくる!です。



2015鋼派 [大会]

遅くなりましたが、鋼派2015記事です。
今年でもう8回目になるそうです。
もうそんなになるんですね~。

参加されている選手は
今となっては、知った顔がほとんどです。
開催され続ける意味と出場しつづける意味が
ここに少しあるな~と思いました。



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プラの時間はとれずに、
前情報としてめちゃくちゃ厳しいという情報だけを得る。
水温が15℃とか言われましたが、本当か?(笑)



当日は水温24℃くらいで、一部濁りがあって、減水傾向、ローライト。
減水してるのは想像であって、最終的に終わってみて、
聞いてみたら少し減水しているとのことでした。

今回の相棒もおなじみのT田さん。
長年のパートナーなのでとても気楽です。








スタート。



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河口エリアを最初に釣って、
結構流れが出てるので、岸際かな?と思ったのですが、
良い反応があるわけではなく、
何となくショアラインからファーストブレイクまでの
広い範囲をクランキングするという釣りに移行しました。


河口にはそこそこの数のボートが浮いていたので、
そのままスノヤワラに出て要所要所を丁寧でスローなクランキングで釣り進む。
鋼派で使いたくて作ったクランクとも言えるライズアクションが出る「TANSAN」と
ピンスポットの最終確認で使う
タイニーフラットサイドクランク「mito2」がメインルアー。



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妙岐まで来て、TANSANのGシャッドカラーが何者かに食われ、
瞬時にラインブレイク…。
フロロの12lbなんですが、傷のチェックもしてたはず。
なぜ切れた??多分巨大キャットだと思います。

「あーこのカラー予備無いんだよな~」と思いながら、
パープルバックチャートのTANSANで釣り進む。
TANSANのダイブ、ボトムタッチ、ライズの一連の流れの中で、
こいつがひったくる。













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いつものやつ…。


妙岐はブレイクが近くて割とメリハリのある地形が特徴です。
岸際にキャストして巻いてボトムに当たって、ライズさせて、
また巻いてボトムに当たって、巻きの3回目はボトムに当たりません。

そんな地形でそんな釣り。





対岸に移動して割と良い地形を釣る。
TANSANからmito2にチェンジ。

スローにクランキング(ボトムには当たっている状態)していると、
またこの子。





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引きは強烈で面白いんですが、
バルサルアーが傷付き易い魚なんです。
この時はヒゲがmito2に絡んでました(笑)



ざっと回ってみると、魚っ気があるところは
地形変化が絡んでいるブレイクかな?

ということで、そんな所を重点的にじっくりと釣ることに。


で、後に「ナマズを釣ろうとしてた」ということが判明した
T田さんのクランキングで、待望のバスがヒット!
ちゃんとバスも居ました(^^)


34cm。


ありがたいです。






続いてT田さん、同ポイントでヒット!




でもニゴイ。
抜き上げた瞬間、思わず顔を見合わせました。
三目達成です(笑)



その後、スノヤワラの良さげなピンポイントを巡り、
入り直し、粘りましたが、釣れずに帰着。


条件の良いエリアはアタリがかなりあって、
でもなかなか乗りません。
このショートバイトは大会終了後に話題になったんですが、
初めて新利根川で釣りをした時からあるんですよね。
その時はスピナーベイトの釣り。

最初は15cmくらいのバスだろうと思ってたんですが、
ここ数年のは間違いなくキャットだと思ってました。
実はニゴイ?
ルアーを食い切れない小さいキャット?
やっぱりバス?

私的には新利根川で印象的な現象です。




全体的には結構釣れていて、
約半数のチームがウエイイン。


先述しましたが、減水傾向だったので、
バスはやや沖に移動してたような状況だったと思います。
ショアラインを釣るトップウォーター系の目立った釣果がなかったのは
そのせいだと思われます。

点からやや線の釣りが有効になった状況の中、
クランクベイト、スピナーベイト、シャッドの釣りで、
ブレイクまできっちり攻めて釣ってた人がほとんどだった気がします。

優勝はこの前ちょろっと紹介した
MPBの櫻井君と2014年H-1AOYの福永さんチーム。
50cmも釣っての優勝。


全体的にエリアはどうだったのかな?
終わってみたら川の方が良かったのかな?と思ったんですが、
後日談で、数日前にスノヤワラの水門から濁り水が入ったみたいで、
スノヤワラが沈黙したのはそのせい…
という話を聞きました。

あと雷魚を釣った、とかシーバスを釣った、とかいう話もあり
多魚種感満載でしたね(^^)


多少差はあれど、割とスタンダードな
スロー気味な巻きの釣りが印象的な鋼派でしたね。





釣れなかった人の楽しみは抽選会。
中盤で呼ばれた私が選んだのはこれ。



















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ドローン。


石名さん曰く、
「ちょっと欲しくて、でも金を出してまで欲しくない」
が景品選びの基準だそうです。

確かに(笑)


これは小さいおもちゃドローンで、
カメラとかは付いてないし、積めないし、
実用性はないのですが、
飛ばしてみたいじゃないですか!





で、飛ばしました。





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楽しい♪
でも家の中では難易度高いです…。
特訓中。
カメラ搭載型が欲しいな。

このおもちゃでLeafer(9g)を下に引っ掛けて、
フラフラしながらギリギリ飛べます。
カメラの搭載は無理ですね…。



鋼派は景品が豪華です。昼飯付きだし(^^)
景品は高額テーブル、そこそこ高額テーブル、
おまけテーブルの3つから1個ずつ選べる方式なので、
残っている景品の中から自由に選べるというメリットがあります。
「使わないルアーをもらっても意味ないでしょ!」
というのが石名さんの論です。
協賛するメーカーと参加者がWinWinになる方式だと思います。


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ステッカーどこに貼ろう。


高額エリアにはエレキ、バッテリー、ロッド、ハンドメイドルアー、
高級ガンプラ、電化製品など魅力的な景品があります。

例年5位までのチームがその順位順に選べるので、
中途半端な成績は意味がなく、
景品選びにおいては少なくとも5位に入るのがひとつの目標になります。

次回やるとは断言してない石名さんですが、
(多分やってくれるはずです)
参加してみたいという人は参考までに(^^)



というわけで、今回もしょうもない感じで終了です。
収穫としては、やっぱり減水傾向だとこんな傾向になるんだね、
というのが確認できたことでしょうか。
減水や増水は何度かありましたが、
新利根川のバスは水位によって、傾向がはっきり変わりますね。

あとスノヤワラの不安定さ(^^;)
いつも夢を見て行ってしまいます。
状況把握はしっかりやりましょう!!




試合後は夕方前まで、関西からはるばる来られた
バクシンルアーデザインズの藤本さんと
六度九分の行友君とおしゃべり。
先輩方の話は心に染みます。

毎回書いてますが、遠方からわざわざ関東に来てくれる方には
本当に頭が下がります。

藤本さんは毎回鋼派で釣ってこられる実力派です。
非常に気さくな方でアメリカのバス事情にも詳しいです。
六度九分からは新作クランクが発表されましたね。
また六度九分の独自な世界観を垣間見ました。

右に倣え的なビルダーが多い中、
お二人共、我が道を行ってる感があります。
ビルダーたるものこうありたいものです。



関東だけだとバスという魚は理解できません。
おしゃべりしているうちに西側(南側)へ遠征してみたい気持ちが
沸々と湧いてきました。

何だか旅に行きたくなってきたな~。



Leafer [販売]

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Leaferは自分の中ではスタンダードな設計で、
汎用性の高いフラットサイドクランクという位置づけです。
日本(特に関東)において、使い易いサイズ感でまとめられています。
レングス57mm/10mm厚(バルサブランク時)/ウエイト9gというスペックは、
カバーが少ないプアな水域でも使い所が多く、
Leaferタックルはボートには必ず載せているくらい
私にとって、欠かせないクランクベイトになっています。

リーリングスピードも幅広く考慮され、
スローからハイスピードまで対応します。
アクションの強さはステインウォーターでも弱すぎないもので、
クリアウォーターはもちろん、幅広い水質で使える汎用性の高さを持っています。


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バルサのハンドメイドクランクベイトは使用するシチュエーションを特化したものも多く、
例えばMBXはそうしたカテゴリーのベイトになります。
でもLeaferはバンク寄りのライトなカバー回りから、例えばファーストブレイク回りまで
幅広くサーチしたい時などに重宝します。
シャローのどこでバイトがあるかわからない時、私はLeaferを多用します。
程よい巻き抵抗とそこそこ出る飛距離、強すぎず弱すぎない明滅アクション、
1m前後の浅すぎず深すぎない潜行レンジがそうした使い方にマッチします。

このボディーにしては重めのウエイトを入れていますが、
浮力もしっかりある絶妙な設計なので、
フィネスカバークランキングも対応します。
あえてカバー回りで丁寧な釣りをするのも面白いです。

ブリブリアクションではないので、
リップはラウンドリップでカバーに対しては抜けの良さを優先しています。


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何かに特化したわけでもなく、ただただリアルな現場で使い勝手が良いように、
良い意味で妥協点を見いだしたフラットサイドクランクがLeaferです。

こちらもMBXと合わせて補修プログラムがご利用いただけますので、
ガンガン使っていただきたいと思います。








今回もMBX同様に千葉県柏市のOPA!さんと
九州は博多のハニースポットさんよりの販売となります。





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(觔斗雲ステッカー付)



出荷した際にはブログで告知致します。




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