Flat Shad Baits / Sonny B [市販ルアーなど]
前回から続きまして、Flat Shad Baits の話題です。
今回はSonny B。
写真の3色はLittle PTと同じ3色です。
自らの名を冠したモデルで、
こちらも何度かのマイナーチェンジを経てきたと推測されます。
そして、オリジナルのシダーとClassicのバルサモデルがあるのも
Little PTと同じ。
今手元にあるのはオリジナルのシダーモデルです。
Classicはオーダーし損ねた…。
このSonny Bですが、アクションはLittle PTよりも強く、
フラットサイドクランクでありながら、
カバークランクにもなり得る特性を持っています。
見た目も合わせて、似ているクランクは以下の通り。
上からBaby Pigオリジナル、Baby Pig現行、Muttです。
コンパクトでやや厚みを持ったフラットサイドで、
アクションもタイト系ではなく、しっかりとウォブルが入るタイプです。
Sonny Bと比べた写真です。
Sonny Bは一回り大きいです。
そして厚みはほぼ同じ。
ちなみにシルエットはLeaferと同じくらいなので、
厚みのあるLefaerという感じのボリューム感です。
アクションはMuttに一番近いかな。
Sonny Bは約8gというウエイトなので、
軽めのメインウエイトを使っていますね。
よって浮力は高めです。
アクションも強めということで、
ハーフラウンドリップと合わせて、
そこそこカバーに対応できるスペックを備えています。
フルサイズのラウンドボディーカバークランクでは強いかな…
という時にこんなタイプを使ってみるのも良いと思います。
他の3つはさらにコンパクトでありながらウエイトもほぼ同じくらいなので、
よりそうした傾向が強いモデルですね。
厳密に言うと現行Baby Pigが一番軽い(約7.5g)ので、
浮力の強さで言えばSonny B的な比重です。
そんな感じでカバーに積極的に絡める使い方では、
個人的にはMuttが一番使い易いかな〜。
というわけで、
Sonny BはLittle PTよりもよりカバー寄りであり、
かつステイン向きな特性を持っています。
つぶしの効くタイプのフラットサイドクランクです。
霞水系で使い易そうですね。
Flat Shad Baits / Little PT [市販ルアーなど]
Flat Shad Baits。
言わずと知れたSonny McFarland氏による
カスタムクランクベイトメーカーです。
そして、何度か当ブログで登場しているLittle PT。
とあるご縁でまとまった数を一気に入手しました。
私、コレクターではないのですが、
資料として持っていたいというのと、
使ってそのルアーを理解しときたいという作り手目線な目的で
ルアーを入手しています。
曇りガラスのようなビニールの簡易パッケージの端をハサミで切り、
テーブルの上にひとつひとつ露にしていくと、
照明の光を受けて、Flat Shad 特有の少しエッジの立ったサイドが
パール塗装の影響もあって、力強くキラッと光ったのがとても印象的でした。
カラー自体も雰囲気があって、なおかつ実釣でつぶしの効くカラーをオーダーしたので、
眺めても使っても楽しめるクオリティー(^^)
健全なアングラーとしては、思わず笑顔になっている瞬間です。
多分皆さんと同じようにこのルアーを知ったのは
Basser誌の「秘密のクランクベイト」を見てからです。
注目を集め口コミでその名が知られ始めた初期のものから
増産体制に移行した時のもの、
そして最終型になるまでいくつかのマイナーチェンジがあったと思われます。
そもそも、製作者であるSonny McFarland氏は今は引退して、
現在はJaw JackerのRob Cochran氏に生産を移行されています。
元々フィニッシュがキレイなJaw Jackerなので、
きっと安心して移行されたのだと推測されます(^^)
こちらはそのJawJackerのクランクベイト。
タイトアクションなSSD。
丁寧なフィニッシュが印象的。
元々繋がりのある両氏。
テールのフックハンガーが
Flat Sha Baits大量生産以降後のアイと似ています。
話がちょっとズレました(^^;)
で、Sonnyメイドの最終ロット…と断言できませんが、
ほぼ最終ロットのLittle PTがこれらなわけです。
似てるカラーがありますが、上から
●Neon Shad
●Chart Neon Shad
●Ghost Neon Shad
になります。
Neon系でまとめてみました。
Chart Neon Shadはほぼブラックバックチャートなんですが、
ショルダーにブラックベースのパールスケールを施すことで、
角度によって濃紺の怪しい光を放ちます。
Neon ShadとGhost Neon Shadは
サイドから見るとほぼ同じカラー。
でもバックから見ると濃度の差が結構あります。
アメリカらしい細かいカラーラインナップですね。
そしてこちらの写真。
もう1セット増えました。
でもこれ、別モデルです。
最初の写真のものがシダー製のオリジナルで、
2枚目で横に追加されたものがバルサ製のClassicモデルです。
見た目は一緒なんですが、
マニアックな知識として見分ける方法を。
もう知ってる人もいるかもですが…
ラインタイの位置がClassicはリップにくっ付いています。
実際のアクションはバルサモデルの方がやや大きくて、
素材の違いによるアクションの変化+ラインタイの位置変更によるアクション変化
という違いがこのオリジナルとClassic間にはあります。
ただ、違いはあれどタイトアクションであることには変わりありません。
使用用途としては、Sonny McFarland氏が説明用にまとめた文章を要約すると
「スローリトリーブ時はシャッドのように左右にロールします。でもリトリーブスピードを上げるとアクションはパニックになって駆け抜けるベイトフィッシュのようによりタイトになるでしょう。」
だいたいこんな感じのことが書いてあります。
スローリトリーブすると、少しテールをフリフリしながら
ロールが混じったタイトなアクションをして、
スピードを上げていくと、ハイピッチでよりタイトなアクションに変化します。
何を目指したかがここに集約されています。
日本で言えば、山上湖などのクリアウォーターから
霞水系などのステインウォーターが水の入れ替わりや水温低下により
透明度の高くなっている時などにマッチします。
Little PTはそんな水域・時期において、バスの活性により、
スピードを調整してベイトフィッシュライクに使って欲しいクランクなわけです。
もちろん、クランクベイトである限り、最低限の回避性能はあるので、
ライトなカバーに絡めるたほうが、
ハイプレッシャーな日本のフィールドにはベターだと思います。
ちょうど今くらいの水温(8~15℃くらい)の時に
よく使われるタイプのクランクベイトで、
状況によってタフならスローに高活性ならスピーディーに、
そして低活性であればシダー、高活性ならバルサというように、
アクションの強さや浮上スピード(スローリトリーブ時のレンジキープ能力)の
違いを使い分けて行くというセオリーに基づいてラインナップされていると思われます。
こうまとめると非常に合理的なラインナップなのが実感できます。
ちなみに、スピードを上げていくとタイトになるタイプのクランクベイトは
結構あるんですけど、そこの調整をしたい場合は
リアのフックサイズを変えるのがお手軽です。
基本的にテールフックはウォブルの幅を調整できる位置に付いているので、
ここを重くする=負荷を掛けることで、よりタイトな傾向になっていきます。
これはスピードを上げる事によって、その負荷がより影響してくるからで、
フックサイズを落とすことで、スピードアップ時の負荷の掛かり方を劇的に軽減できます。
なので、アクションを強く調整したい場合、
スピードアップしてもウォブルを維持したい場合、
フックサイズを下げるのが有効になってくるわけです。
これはアクションが弱いタイプのクランクベイトに顕著な特性になりますので、
全てのクランクベイトに当てはまるものではありません。
日本のクランクベイトでこうしたタイトアクションのものは少ないです。
理由は簡単で売れないからなんだと思います。
日本の場合は例えば低水温期やタフった時は
タイトアクションなフラットサイドクランクではなく、
シャッドに手が伸びますよね。
実際、そうした時のシャッドは釣れますし(^^;)
でも、そんな時にアメリカのクランクベイトの歴史を感じながら、
こうしたクランクベイトに手を出すのも良いと思いますよ(^^)
近いうちにSonny Bの記事も書きます(^^)
最近スピナーベイトについて色々考えています。 [市販ルアーなど]
タイトルの通りなんですけど、
私の場合、水温低下が顕著になってくる晩秋になると、
ついスピナーベイトに手を出しがちになります。
何と言うか、スピードを遅くできて、
レンジも自由自在なリアクションベイトという特徴が
この時期にピッタリだと思うからです。
あえて誤解を招く表現方法で言うと「速いんだけど遅い」が可能なベイト。
あと、クランクではどうしても通せないところを
スピナーベイトなら通せるというのもあります。
ハードルアーでカバーを釣るということになると、
必須と言ってもいいルアーなので、
作りたくてずっと悶々としていたルアーでもあります。
世の中にはクランクベイト程ではないにしても、
結構な数のスピナーベイトが存在していて、
愛用しているモデルは人それぞれかと思います。
そこで、今日は自分が使っている&気になっているスピナベの話なんかを
アップしようと思います。
何かを考えるにあたっては、まず整理することから始めるのが一番なのです。
まずはレンジキープ型。
私はBカスタムが使い易いです。
薄く軽いブレードによって、浮き上がりが抑えられ、
一定のレンジを引くのが得意です。
ウィードが生えていて、水深がそこそこある琵琶湖で開発されたのが、
納得なスピナーベイトです。
時折引っかかるウィードをすり抜けながら、
ウィードのツラをいい感じで引けそう。
ワイヤーは琵琶湖育ちらしく太目でしっかりしています。
関東ではウィードレイクはほとんどないので、
私的にはボトムをベタベタにある程度のスピードで巻きたい時に使います。
浮き上がりにくいので、ある程度のスピードで巻けます。
スローロール系で古くからあるのがこちら。
泉さんのダイナモ。
いや〜今見ても美しい。
なんというか機能美も感じます。
コンパクト系スピナーベイトで古くからあるのがSRミニ。
これは万能型の中でコンパクトさとウィードのすり抜け性能の高さが売りです。
ウィードがなくても、コンパクトで飛距離もそこそこ出るので、
かなりお世話になったスピナーベイトです。
コンパクトということで、一番お世話になったのが、PDL1/2スピン。
これはブレードのタイプも色々で、
ウエイトバリエーションも結構あったので、
かなりの数を所有していました。
コンパクトさを生かして、ハイプレッシャーなフィールドでお世話になりました。
1/2スピンはブレードの種類によって使い分けをしていた感じ。
ベースとしては万能型だと思います。
現代の人気スピナーベイトの一角であるクリスタルS(写真は新旧)。
ベースモデルは普通に投げて巻くスタイル向け。
特徴的なフラッシングの強いブレードでガンガンアピールするタイプで、
細いワイヤーを使っていることもあって、巻き抵抗が心地よいです。
その代わり耐久性はやや低め。
シャローやフォールを意識したモデル、ディープ特化モデル、
スローロール特化モデルなど、使い方によって最適化されたモデル展開をしているので、
いかに用途にあったモデルを選ぶかがカギですね。
一時期ほぼスピナーベイトしか投げない時期があって、
クリスタルSを投げまくってたんですが、
気になったのが、やはり耐久性でした。
ワイヤーが折れるのはしょうがないのか、そうじゃないのか…
と考えて他のモデルに手を出し始めた時に
買いあさったうちのひとつがこちら。
形状記憶チタンワイヤー仕様のデルタフォース。
クランクベイトに興味が移り始めていたので、
あんまり使わずにそのままになってました…。
同じ形状記憶チタンワイヤーを使用していた、
初代イラプション。
こちらはコンパクトサイズで、ワイヤー径も細め。
かなり釣れ釣れでした。
万能型でダブルウィローでも汎用性が高いな〜と思ったスピナベ。
中古屋で見かけるとつい買ってしまいます。
そして、釣れるスピナーベイトで愛用者が多いと思われるのがDゾーン。
耐久性の低さを無視したら、最良のバランスを持っていると思ってますし、
実際、すごく釣れます。
基本特性は万能型で、ウィローリーフでもカーブフォールしやすいのと、
極細ワイヤーとバランスの良いブレード性能、一極集中型ヘッド(ウエイト)で、
何だか生々しさが感じられるスピナーベイトです。
巻き感も一番好き。
釣れるスピナーベイトの関東版はハイピッチャー。
※実験でブレードが変更されてますが、オリジナルのブレードは優秀です。
これも万能型で、耐久性のある今風万能型が欲しければこれでしょう。
ブレードも立ち上がりが良くて、カーブフォールも得意。
現代スピナーベイトで万能型の特徴って、Dゾーンやハイピッチャーに代表されるんですけど、
ウエイト(ヘッド)が一極集中型であるのと、ブレードのレスポンスが高いという
2大特徴があると思います。
その辺はバルサクランクと似てるんですけど、
どんな時でもすぐに回るブレード、回避した後の姿勢回復、ボトム感知能力、
巻き感などなど、その2大特徴によって得られるメリットはいろいろあります。
万能型のこれらのスピナーベイトとは逆に、
非常に特化された特性を持つのが、ダブルスワールです。
これは見た目がかなり変わっているんですけど、
フォール、カーブフォールでリアクションバイトを狙いたいならこれ!
と思わせる設計がされています。
フラッシングが強いウィローリーフを2枚、
ロスなく回転させながらフォールさせることができるのは、
それぞれぞが独立したワイヤーに繋がれたブレードを持つダブルスワールだけ。
普通に巻くならDゾーンの方が使い易いですが、
フォールを意識した釣りにはダブルスワールが良いと思います。
欠点はワイヤー形状が複雑なためにそこにラインが絡み易いこと。
巻き感はしっかりとブレードが水を掴むために重め。
あと、日本では異色な感じですが、
ビッグスプーンの有効性が認められてきた昨今、
日本でも全然使えるでしょうと思わせるのがタイフーン。
かな〜りでかいウィローリーフが付いてますが、
このサイズのベイトは普通に食われているので、
先入観なしで使ってみたら意外に簡単に釣れそう。
というわけで、スピナベもいろいろで、
すでに優秀なのがいっぱいあるわけです。
それらを使うか改造しながら使うってのもいいのですが、
そろそろ作りたいな〜スピナベ…
と思いはじめてます。
MB製スピナーベイト、来年はいろいろ作ってテストしてみよう。
まだあやふやなアイディア・コンセプトしかないんですが、
現場で淘汰されながら残ったものを鍛えて行く感じになると思います。
オリジナルブレードを作ったら相当高く付きそうってのがネックなんだよな…。
私の場合、水温低下が顕著になってくる晩秋になると、
ついスピナーベイトに手を出しがちになります。
何と言うか、スピードを遅くできて、
レンジも自由自在なリアクションベイトという特徴が
この時期にピッタリだと思うからです。
あえて誤解を招く表現方法で言うと「速いんだけど遅い」が可能なベイト。
あと、クランクではどうしても通せないところを
スピナーベイトなら通せるというのもあります。
ハードルアーでカバーを釣るということになると、
必須と言ってもいいルアーなので、
作りたくてずっと悶々としていたルアーでもあります。
世の中にはクランクベイト程ではないにしても、
結構な数のスピナーベイトが存在していて、
愛用しているモデルは人それぞれかと思います。
そこで、今日は自分が使っている&気になっているスピナベの話なんかを
アップしようと思います。
何かを考えるにあたっては、まず整理することから始めるのが一番なのです。
まずはレンジキープ型。
私はBカスタムが使い易いです。
薄く軽いブレードによって、浮き上がりが抑えられ、
一定のレンジを引くのが得意です。
ウィードが生えていて、水深がそこそこある琵琶湖で開発されたのが、
納得なスピナーベイトです。
時折引っかかるウィードをすり抜けながら、
ウィードのツラをいい感じで引けそう。
ワイヤーは琵琶湖育ちらしく太目でしっかりしています。
関東ではウィードレイクはほとんどないので、
私的にはボトムをベタベタにある程度のスピードで巻きたい時に使います。
浮き上がりにくいので、ある程度のスピードで巻けます。
スローロール系で古くからあるのがこちら。
泉さんのダイナモ。
いや〜今見ても美しい。
なんというか機能美も感じます。
コンパクト系スピナーベイトで古くからあるのがSRミニ。
これは万能型の中でコンパクトさとウィードのすり抜け性能の高さが売りです。
ウィードがなくても、コンパクトで飛距離もそこそこ出るので、
かなりお世話になったスピナーベイトです。
コンパクトということで、一番お世話になったのが、PDL1/2スピン。
これはブレードのタイプも色々で、
ウエイトバリエーションも結構あったので、
かなりの数を所有していました。
コンパクトさを生かして、ハイプレッシャーなフィールドでお世話になりました。
1/2スピンはブレードの種類によって使い分けをしていた感じ。
ベースとしては万能型だと思います。
現代の人気スピナーベイトの一角であるクリスタルS(写真は新旧)。
ベースモデルは普通に投げて巻くスタイル向け。
特徴的なフラッシングの強いブレードでガンガンアピールするタイプで、
細いワイヤーを使っていることもあって、巻き抵抗が心地よいです。
その代わり耐久性はやや低め。
シャローやフォールを意識したモデル、ディープ特化モデル、
スローロール特化モデルなど、使い方によって最適化されたモデル展開をしているので、
いかに用途にあったモデルを選ぶかがカギですね。
一時期ほぼスピナーベイトしか投げない時期があって、
クリスタルSを投げまくってたんですが、
気になったのが、やはり耐久性でした。
ワイヤーが折れるのはしょうがないのか、そうじゃないのか…
と考えて他のモデルに手を出し始めた時に
買いあさったうちのひとつがこちら。
形状記憶チタンワイヤー仕様のデルタフォース。
クランクベイトに興味が移り始めていたので、
あんまり使わずにそのままになってました…。
同じ形状記憶チタンワイヤーを使用していた、
初代イラプション。
こちらはコンパクトサイズで、ワイヤー径も細め。
かなり釣れ釣れでした。
万能型でダブルウィローでも汎用性が高いな〜と思ったスピナベ。
中古屋で見かけるとつい買ってしまいます。
そして、釣れるスピナーベイトで愛用者が多いと思われるのがDゾーン。
耐久性の低さを無視したら、最良のバランスを持っていると思ってますし、
実際、すごく釣れます。
基本特性は万能型で、ウィローリーフでもカーブフォールしやすいのと、
極細ワイヤーとバランスの良いブレード性能、一極集中型ヘッド(ウエイト)で、
何だか生々しさが感じられるスピナーベイトです。
巻き感も一番好き。
釣れるスピナーベイトの関東版はハイピッチャー。
※実験でブレードが変更されてますが、オリジナルのブレードは優秀です。
これも万能型で、耐久性のある今風万能型が欲しければこれでしょう。
ブレードも立ち上がりが良くて、カーブフォールも得意。
現代スピナーベイトで万能型の特徴って、Dゾーンやハイピッチャーに代表されるんですけど、
ウエイト(ヘッド)が一極集中型であるのと、ブレードのレスポンスが高いという
2大特徴があると思います。
その辺はバルサクランクと似てるんですけど、
どんな時でもすぐに回るブレード、回避した後の姿勢回復、ボトム感知能力、
巻き感などなど、その2大特徴によって得られるメリットはいろいろあります。
万能型のこれらのスピナーベイトとは逆に、
非常に特化された特性を持つのが、ダブルスワールです。
これは見た目がかなり変わっているんですけど、
フォール、カーブフォールでリアクションバイトを狙いたいならこれ!
と思わせる設計がされています。
フラッシングが強いウィローリーフを2枚、
ロスなく回転させながらフォールさせることができるのは、
それぞれぞが独立したワイヤーに繋がれたブレードを持つダブルスワールだけ。
普通に巻くならDゾーンの方が使い易いですが、
フォールを意識した釣りにはダブルスワールが良いと思います。
欠点はワイヤー形状が複雑なためにそこにラインが絡み易いこと。
巻き感はしっかりとブレードが水を掴むために重め。
あと、日本では異色な感じですが、
ビッグスプーンの有効性が認められてきた昨今、
日本でも全然使えるでしょうと思わせるのがタイフーン。
かな〜りでかいウィローリーフが付いてますが、
このサイズのベイトは普通に食われているので、
先入観なしで使ってみたら意外に簡単に釣れそう。
というわけで、スピナベもいろいろで、
すでに優秀なのがいっぱいあるわけです。
それらを使うか改造しながら使うってのもいいのですが、
そろそろ作りたいな〜スピナベ…
と思いはじめてます。
MB製スピナーベイト、来年はいろいろ作ってテストしてみよう。
まだあやふやなアイディア・コンセプトしかないんですが、
現場で淘汰されながら残ったものを鍛えて行く感じになると思います。
オリジナルブレードを作ったら相当高く付きそうってのがネックなんだよな…。
2代目Baby Pigとか [市販ルアーなど]
いつの間にか週1の更新になってますね…。
今回は多分皆さんが好きであろうUSAクランクネタです。
タイトルにある通り、Baby Pigです。
新旧あります。
左が一代目、右が二代目です。
製作者が違います。
ざっと違いを記していきましょう。
角の落とし方が違います。
二代目は角が割と残った造形になっています。
ボディレングスは同じ50mm。
ウエイトは一代目が8.5g、二代目が7.5gです。
なんと1gも差があります。
大きく違うのはボディの断面とウエイトの重さの2点です。
アクションの質自体は同じ感じなのですが、
初代の方がアクションにトルクがあります。
これは単純にウエイトが重いことが関係していて、
さらに元々Baby Pigのリップ設計がそれを顕著にしていると思われます。
MB基準で言うと、Baby Pigはボディサイズの割りには
リップで水圧を受け易くしている設計になっています。
あくまでもMB基準の話ですよ。
これともうひとつ、とある設計のポイントが加わることで、
このルアーは伝説になっていると私は考えています。
まあ、それは言わないでおきましょう。
で、二代目の方ですけど、
逆に巻き心地は一代目より軽いです。
これはこれで釣れるクランクベイトだと思います。
でも本国でもやはり別モノとして扱われているようですね。
おまけにベリー側からの写真もアップしときましょう。
このBaby Pigの系統とは違った系譜でありながら、
同じようなアクション特性を持つクランクがこれら。
スクエアビルのクランクベイト達。
そして、昔からある超有名クランクベイトであるこちら。
これはそれらのスクエアビルのクランクベイト達と
同じベクトルの中にあるクランクベイトとして
私の中では整理されています。
アクションはかなり違うんですが、
あくまでも設計の方向性という意味です。
あえて、多くを語らずに書いているので、
「何を言いたいかわからん!!」
と思われた方もいるかもしれませんが、
色々と考えてみてください(^^)
何がそのクランクのアクションを作り出しているのか…
クランクベイトの設計は本当に面白いです。
今回は多分皆さんが好きであろうUSAクランクネタです。
タイトルにある通り、Baby Pigです。
新旧あります。
左が一代目、右が二代目です。
製作者が違います。
ざっと違いを記していきましょう。
角の落とし方が違います。
二代目は角が割と残った造形になっています。
ボディレングスは同じ50mm。
ウエイトは一代目が8.5g、二代目が7.5gです。
なんと1gも差があります。
大きく違うのはボディの断面とウエイトの重さの2点です。
アクションの質自体は同じ感じなのですが、
初代の方がアクションにトルクがあります。
これは単純にウエイトが重いことが関係していて、
さらに元々Baby Pigのリップ設計がそれを顕著にしていると思われます。
MB基準で言うと、Baby Pigはボディサイズの割りには
リップで水圧を受け易くしている設計になっています。
あくまでもMB基準の話ですよ。
これともうひとつ、とある設計のポイントが加わることで、
このルアーは伝説になっていると私は考えています。
まあ、それは言わないでおきましょう。
で、二代目の方ですけど、
逆に巻き心地は一代目より軽いです。
これはこれで釣れるクランクベイトだと思います。
でも本国でもやはり別モノとして扱われているようですね。
おまけにベリー側からの写真もアップしときましょう。
このBaby Pigの系統とは違った系譜でありながら、
同じようなアクション特性を持つクランクがこれら。
スクエアビルのクランクベイト達。
そして、昔からある超有名クランクベイトであるこちら。
これはそれらのスクエアビルのクランクベイト達と
同じベクトルの中にあるクランクベイトとして
私の中では整理されています。
アクションはかなり違うんですが、
あくまでも設計の方向性という意味です。
あえて、多くを語らずに書いているので、
「何を言いたいかわからん!!」
と思われた方もいるかもしれませんが、
色々と考えてみてください(^^)
何がそのクランクのアクションを作り出しているのか…
クランクベイトの設計は本当に面白いです。
DWELLER Custom Baits / Flat Bait [市販ルアーなど]
アメリカのカスタムベイトネタです。
DWELLER Custom Baits(デュウェラーと発音してます)
このブランドのFlat Baitは一見スタンダードなフラットサイドクランクですが、
ややアクションが強い部類のフラットサイドです。
ブリブリという感じではなく、
程よい強さという感じ。
オハイオ州生まれのクランクベイトです。
詳しい解説はいずれ某サイトでされると思いますが、
個人的には見た目がいかにもアメ物らしくてツボですね(^^)
60mmの11.5gなので、
使い勝手は良くて、やや角度のきついラウンドリップが示す通り、
濁りのある水域で、カバー回りをフィネス(&スロー)に釣るのを前提にしているとか。
浮力は高くはないので、スローに巻け、
ラウンドリップで滑らかにゆっくりとカバーをかわす。
私がLeaferでやってるスローなクランキングと似た感じの釣り方かな?
Leaferよりも厚みがあって一回り大きいです。
このブランドの特徴的なところとしては、
カラーも面白くて、ホイルフィニッシュを好んで採用しています。
フラットサイドならではのフラッシングはいかにも釣れそうですね。
それにしても味わいのあるパターンだな〜。
アメリカは広大なだけに、地域毎の特色が出ていて本当に面白いです(^^)