SSブログ

ジョイントルアーの作り方 - その2 [ハンドメイドルアー製作]

アルミテープを貼ったところから
「その2」スタートです。

テープを貼るのはショルダーまでなので、
何か先の丸まったもので、テープの端っこを押しつぶし、
段差を緩和しておきます。
その後、セルロースセメントにディッピング。
(ウレタンの方はウレタン)

段差を丁寧にヤスリ掛けしながら、
ディッピングを繰り返します。

まあ、私の場合は自分で使うものの場合、
この辺は結構いい加減です。

季節的に今時期はセルロは白濁するので、
最後のディッピングの後は、
リターダーや薄め液、シンナーなどを吹いて
白濁を取り除いて、塗装前の準備完了です。

そうそう、ここで
目玉の凹みは今一度掘り直した方が良いです。




今回、塗装したカラーはオイカワカラーなのですが、
全く写真を撮ってなかったので、
2年前、HapPapの前身であるSSPに
ブルーギルカラーを塗った時にアップした記事をご覧ください。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(2011年7月6日記事)

まず、地の色を統一させるために、シルバーを塗ります。
P7012867.jpg
バック側。

こちらがベリー側。
P7012870.jpg

次にバックにブラックを吹きます。
P7012872.jpg

お好みのネットを被せて、シルバーを吹きます。
P7012881.jpg
ウロコのラインが出ました。

ベリーにホワイトを吹きます。
P7012882.jpg
このタイミングは人それぞれで良いかと思います。

クリアイエローやクリアオレンジを吹いて、
ゴールドっぽい色を入れます。
P7012889.jpg
ここら辺からお好みで好きな色を乗せていきます。

淡水魚のベースカラーのひとつであるダークグリーンを
バック(濃く)からサイド上部(薄く)に入れてます。
P7012896.jpg



---------------------------------------------------------

(2011年7月11日記事)



今回、シマシマ模様を付けるために用意したのが、こちら。
P7103015.jpg




普通のコピー用紙です。
こんなので十分です。
今回は真っ直ぐ切らないで、ランダムにジグザクに切ってみました。

これを被せて、濁らせた茶色を吹きます。
もっと黒っぽい色でもいいですね。この辺もお好みで。
P7103024.jpg




これだけでかなりギルっぽくなります。
続いて、バックを同じ色で塗ります。
P7103045.jpg




そして、ギルのトレードマークであるブルーなギルを入れます。
こちらもテンプレートが必要です。
P7103021.jpg




ブルーと言っても、実際は黒に近いブルーなので、
そんな色を調合して、テンプレートを被せて、シュッとひと吹き。
P7103054.jpg




リアル系は様々な色を重ねることで奥行きや雰囲気が出てくるので、
バックからサイド上部にかけて、パープルを薄く吹きます。
P7103074.jpg

ゴールド、ダークグリーン、ブラウン、パープルと4色でレイヤードされたボディは
実際の魚がそうであるように、見る角度や光量、時間によって様々な光(色)を放ちます。




ベリーに、あの毒々しいオレンジを入れます。
P7103078.jpg

今回はよりリアルに頭側を濃く、お腹~テール側は薄く塗ってます。
色はオレンジに少しだけ蛍光オレンジを入れてみました。




最後に紅を差します。
P7103094.jpg


本来、ギルの口元はこんな色ではないですが、
メリハリが出て雰囲気が出ます。
全体に締まった印象になって、カラーバランスも良くなるので、
多用してます。



で、完成です!
P7103087.jpg


※この時、エラ辺りに入るブルー系の色を塗り忘れてます(^^;)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


で、塗装後、色止め、トップコートです。


乾燥後はいよいよジョイントの連結です。
ジョイントの方法はいろいろありますが、
私が行き着いた方法は、シンプルなものです。

オイカワ型ルアーは文字通り、オイカワ♂カラーに塗ってみました。



P6107928.jpg


P6107929.jpg




ツイストワイヤーを連結したものを2対ワンセットで
組んで行きます。

これもフックハンガーと同様に
穴をドリルで空けて、
エポキシや瞬着で接着します。

エアが入り過ぎないように、
何度か出し入れしながら確実に接着します。
瞬着の場合は、一瞬で硬化させる硬化促進剤を使うと
白化しにくくて便利です。



P6107938.jpg



一回組んでしまうと、
調整ができないのがネックなので、
後々調整したいと言う方は、
ヒラクランクのようなタイプにしたら良いと思います。




P7301618.jpg




さて、ここまで来たら完成は間近です。



P6107931.jpg



テールを付けて、リップ付きならリップを付けて完成となります。
今回はヒレ付きなので、スリット部分をカットして、サイズ調整してあります。


P6107935.jpg


あ、忘れてたリアルアイの装着。
これも瞬着と硬化剤ひと吹きで終了。
アイの製作は、こちらも以前の記事より

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(2010年2月6日の記事)


作り方は至って簡単。
まずはガムテープを板状のものに粘着面を上にして貼り、
そこへ任意のサイズのポンチで打ち抜いたホログラムシート(シール状のもの)を
下地ごとガムテープの上において行きます。
P2092349.jpg

ポンチで打ち抜く音で家族から苦情が来る方は、
ポンチをグリグリ回しながら押し込むと音もなく抜けますよ。
深夜の場合、私はこれです(^^;)
ポンチの中に入ったホロシートを取り出す時は
棒状のモノで押し出します。

このホロシートが白目の部分になるので、
そこに色を入れたい場合は、この状態でサッと色を吹けばOK。
クリアイエローを吹けばゴールドになりますし、
レッドを吹けば充血した目になります。
(写真の赤ホロはもともと赤いホロシート)

これで多分150個くらいあると思います。
さて、最終的にいったい何個が生き残るでしょうか?



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(2010年2月12日の記事)


まずは黒い塗料を準備します。
立体仕上げはクリスタルレジンを予定しているのを前提に話すと、
黒い塗料は別に何でもいいと思います。

Mr.カラーでもいいですし、黒いシールでもいいと思います。
また、ここで立体感を出さなくても
クリスタルレジンを盛れば立体的に見えるので
私の場合はその時にやりやすいものでやってます。

今回は黒いマニキュアを使ってみました。
筆の後ろとかでポンポン黒目を作っていきます。
大きさはマチマチになりがちですが、
あとで同じくらいのをペアにするようにして使ってます。
P2112392.jpg

黒目を入れたらしっかり乾燥したのを確認して、
いよいよ最後の仕上げです。

まずはクリスタルレジンを調合します。
クリスタルレジン自体は割と有名な商品(確か1,000円ちょいくらい)なので、
すぐに手に入ると思います。
それ意外では作ったことがないので、これを使う前提で話を進めると、
まず、2液を調合する用の付属のスプーンは目玉作りにはデカ過ぎるので、
アルミテープを使って半分にしてしまいます。
P2122403.jpg

これを紙コップとかで混ぜ混ぜしたら、
混ぜ混ぜ時に入った気泡を紙コップ下からドライヤー等の熱風で消し、
さあ盛り作業開始です。
コツは「円を描くように」置いていくことです。
中央にいきなり置くと気泡が入りやすい気がします。
盛りが足りないと感じたら追加してもOK。

どんどん進めていくと途中で粘度が上がってくると思いますが、
150個くらいなら余裕で行けます。
P2122411.jpg
P2122417.jpg

あとは乾燥してカチカチになったら出来上がり。
黒目の大きさを基準にペアを作って使うだけ。
ちなみに瞬着でくっつけると白くなりがちですが、
最終コートとしてマニキュアのクリアーを塗れば目立たなくなります。
(※硬化剤を使えば必要ないです)

以上で簡単リアルアイ作り講座修了。

ちなみに今回のリアルアイ製作のコストは
多分200円かかってないです。激安です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



リアルアイはこんな感じです。
もっと趣向を凝らしたものにしても良いと思いますが、
これで十分と言えば十分です(^^)


P6107933.jpg



またまた長くなったので、
続きはまた次回!!




nice!(0)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 7

荘々

最近なかなかハンドメイドできてなかったんですげど記事を読んでたらウズウズしてきました(^^)

今違うことに思考が傾いてるけど時間を作ってハンドメイドしたいと思います!!
by 荘々 (2013-06-12 17:52) 

MYGのA

オイカワカラーいい感じですね!
側面のブルーをいつもやりすぎてしまい、ドギツクなりがちです…。
って、いうか工程見てあらためて思うんですが、かなり専門的な知識や経験則ありますよね〜。私は仕事上、ハンドメイドに繋がる技術をちゃっかり得たりしてんですが、TISAさんは一体どこから??
ヤバい黒歴史に触れかねないので、詳しくは秋田で〜。
by MYGのA (2013-06-12 22:14) 

tisa

>荘々さん
根っからのハンドメマンですね、荘々さんは(^^)
作っているルアーの種類が似ているので、
嗜好が同じかもしれませんね!
どんなルアーが出て来るか、楽しみにしております!

>MYGのAさん
オイカワのブルー(メタリックブルーグリーン)の濃度は
私も結構試行錯誤しましたよ!
ちょっと薄めくらいがちょうど良いですね(^^)
アルミの反射がメインで、たまにブルーが見えるくらいが
オイカワっぽいかな〜と。
私のハンドメスキルはネットから拾ってくる時もあれば、
トライ&エラーから生まれるものもあります。
かなり遠回りしてます(^^;)
Aさんの環境が超うらやまし〜!!
耳寄りな情報をお待ちしております(^o^)/

by tisa (2013-06-14 12:49) 

ゆうま

すごい・・・
超~うらやましい

by ゆうま (2015-08-12 10:10) 

ルアーを作りたい人

オイラもがんばってつくろ~

by ルアーを作りたい人 (2015-08-12 10:13) 

YUUMA

このブログちょうわかりやすい。
その3とかない?・・・
by YUUMA (2015-08-12 10:17) 

ゆうま

いっぱいつくったろ~
わかりやすかったです。
ありがとうございました。
by ゆうま (2015-08-12 10:19) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。