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04スコ1000 [ロッド・リール]

新型が性能が良いのはわかってる。
でもこれにこだわりたいのと、自分的使い方にはこのカタチが合っている
という理由で発売後10年以上経っても私のメインリールになっている
スコーピオン1001mg。


通称04スコ1000ですね。



Availさんのスプールを入れてあるのですが、
04スコ1000用は廃盤になっていて、
手持ちのスコ1001mg全部には入れてなかったのですが、
この前HPを見たら販売されている…。
しかもブレーキユニット付き。





早速、数個入手してみました。










IMG_8441.JPG


スプールの内部デザインにも違いがありますが、
何と言っても赤いブレーキユニットが目を引きます。
これは純正の4×4 SVSを使わずにポン付けできるので、
作業的には超カンタンに済みます。

このスプールに純正のブレーキユニットは取付不可ですので、
ご注意ください。


スコ1000の特徴である4×4 SVSは外側からブレーキ調整ができるのが特徴で、
割と重宝します。
でもこの赤いブレーキユニットは見ての通り、通常のSVS系のものなので、
外部調整は機能しません。
その代わり、軽量化されているので、
外部調整はできてもユニット自体が重くなってしまう
純正のデメリットがなくなります。

究極的には進化と言えると思いますが、
外部調整を重要視している人にとってはデメリットでもあります。


ちなみに構造的な問題から外部調整のつまみを一番MIN側にしとくと、
シャーシャー音がうるさいです。
2〜4の位置にすると適正な位置になって音が消えます。



IMG_8443.JPG




従来型のものがこちらです。



IMG_8440.JPG



同じ軽量スプールでも、純正の4×4 SVSユニットを流用するタイプ。

何らかの理由で現場で頻繁にブレーキ設定をいじりたい場合は、
こちらの方が良いですね。
可変翼のF-14と固定翼のF-15の似ています。
いや似てないですね…。


そもそもこの外部調整の仕組みがどうなっているのか、
皆さん知ってますか?
この04スコ1000以降採用されることがなかったこのシステム、
私は結構好きなので、なおさら愛着が湧いているんですよね。


まずは通常のSVSとしての機能があります。
ブレーキシュー3個をON/OFFできるので、ノーブレーキと合わせて4段階調整可能です。
まずはこれがベースとなります。

次に外部調整で変化する部分。
これはブレーキユニット内で常にONになっている3個のブレーキシューによって
ブレーキが作用します。
合計6個のブレーキシューが装着されていることになります。
外部のツマミによって、リール内部ではブレーキシューが当たるリング状の内壁が
ツマミの段階を上げる程にスプール側にせり出して行きます。

それによって、3個それぞれ、微妙に取り付け位置が違う常にON状態のブレーキシューは、
段階的に、3個とも当たらない→1個当たる→2個当たる→3個当たるという風に
4段階にブレーキ力を変化させて行きます。

というわけで、通常のSVSの4段階と
この外部調節の4段階で「4×4」となっているわけです。
正確には同じ効き加減の組み合わせもあると思うので、
4×4=16段階ではなく4+4=8段階(厳密には7段階)
というニュアンスが分かり易いかと。


優秀なシステムで実用的でもあるのですが、
先述した通り、ユニット自体の重さがネックになるのと、
多分、ダイワなどのマグ系の調整機能程に多段階設計ができない
=チープ感が出る、という理由から消えてしまったのかなと。

私、こういうタイプのモデルが好きで、
何と言うか、他のモデルにはない機能が付いているのって
とても良いです(^^)


私の用途としては、関東にありがちなステイン系の水域でのバンク撃ちで
中・近距離でのアキュラシー重視の釣りです。
無理な体勢からでもラインが放出してくれる軽くて握り易いリールとして、
このリールはかなりマッチしています。
(無理な体勢からでも〜ってところが社外軽量スプールを入れる理由)


結構しつこく書いているギアの出っ張りもないことから、
異端のパーミングキャスト(特にバックハンド)がとてもやりやすいです。

これは単純に適材適所であって、どこでもこれが良いというわけではありません。
例えば私のメインフィールドが琵琶湖だったら、
ロッドは軒並み7ft以上だろうし、ウィードを切れる張り、
デカいバスを引きずり出せるパワーが欲しくなると思います。

リールはある程度の質量のものをロングキャストしやすくて
耐久性のあるリールをセレクトするはずです。
シングルハンドのバックハンドで近距離のアキュラシー重視の釣りとは真逆の釣りです。


ロッドもリールもクランクベイトも
フィールド・用途に合わせて最適化するのがセオリーですね(^^)



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future

04スコーピオン良いですよね~。
私の場合小豆色の方しか持ってないんですけど、あのブレーキシステムは大好きです(^^)
何気に導入しようか検討中だったりするのですが、パーツ保有期間もたしか終了してたような?なのでちょっとどうしようか悩み中です。
ベストはこのブレーキシステムで同じスプール径、更に軽量化、ギアの多様化された物が新たに販売されたら面白いとおもうんですけどね。この機種はもの凄く好き!っていう人も多いと思うので待ってる人は多いと思うのですが・・・
by future (2015-04-09 11:18) 

tisa

小豆色のスコ1000も評判良かったですよね(^^)
パーツは中古品が溢れているので、あんまり気にしてません。
軽量化はもう少しできそうですし、ギア比のバリエーションも欲しいな〜。ハイギアがあれば便利ですね。
このリール、ベース機としては安価に揃えられるのでボートアングラーにとってはかなりありがたい存在です。
パーツ代の方が高いという(笑)
by tisa (2015-04-09 19:33) 

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