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前回の書き忘れとテストクランク [ハンドメイドルアー製作]

本題に行く前に前回書き忘れたことを
メモみたいな感じでこちらに追記しておきます。


当日の状況としては、ほぼ終日曇りで、
強い日差しはありませんでした。
風は朝一はほぼ無風で、
しばらくしてから南風が吹き始め、
その強さも程よい感じでした。
天候としては釣りがしやすくて、
昨年と比べると天国と地獄くらいの差。


風を意識していた選手も多く、
基本的には風が当たっている側を
釣っている選手が多かったのではないでしょうか。

ウエイイン率は28%。
水温は22~23℃くらいだったとのこと。

釣れてるルアーはこちらを見る限り、実に様々(^^)
メーカー名で言うと「ノリーズ」「OSP」そして「痴虫」強し!
という感じですね。


釣れてるのはアフターっぽい魚が多くて、
疲れて動かないというよりは、
割と動いて補食しはじめている魚が多いのでは?という印象。
でも横の通常スピードに付いてきているかというと、
そんな感じでもないかな~と。

バスが居る場所の近くに丁寧にルアーを入れて(通して)、
丁寧に釣るというフィネスな釣りがキモだったような気がします。
全体的に釣れてるサイズは40UPの余裕のキロアップが
多かったです。

そして、食われているベイトは圧倒的にザリガニ。
消化しにくくて吐かれているかもしれませんが、
多く補食されているのは確実です。

だからと言ってクローフィッシュカラーで、
釣られているかというとそうでもないという…。







さて、本題です。
本題と言ってもたいしたネタでもないんですけど、
こんなクランクベイトを試作しています。















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「TANSAN(仮称)」。

炭酸が美味しい季節になりましたね(^^)
そういう時期に仮称ですが、命名されたこちらのクランクベイト。

キレのあるアクションとライザーアクションが得意ということで、
「タンサン」という名前で開発しています。

こちら、ライザーアクションというワードが出ているワケは、
こちらのレギュラーサイズ版だから。
















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75SR。
(75mm)


「TANSAN」は75SRのレギュラーサイズ版として
開発していくことになります。レングスは63mmウエイトは現状で約10g。
ほぼほぼ仕様は固まっているんですけど、浮力の調整をしているところです。

主にステイン系で使いたいフラットサイドクランクになります。
シュワシュワさせながら使いたいモデルです(^^)


使えるシチュエーションの広いタイプになるので、
「単三(電池)」という意味合いもあります。


Leaferやmitoシリーズとは違い、
浮力のあるタイプのフラットサイドになります。
アクションもこれらよりも強い設計です。

さーMBクランクのバリエーションも相当な数になってまいりました。
慌てず騒がず、順番にリリースしていきます。







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ちなみにこちらのカラーは「Rusty AYU」と呼んでます。
最近はこのカラーのLeaferを使ってます。
意味合い的には「落ちアユ」。
ウグイっぽくもありますね。





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個人的には好きなカラーなんです、落ちアユ(^^)

でも炭酸というからにはもっと夏っぽい爽やかな色を塗れば良かったな…。




H-1GPX 2014 第2戦 牛久沼(茨城県) [大会]

気温30℃になると言われていた日曜日。
ポカリを凍らすのを忘れてて、慌てて冷凍庫に入れるも
2時間じゃ凍らないね…。

しょうがなく保冷剤などを詰め込んで、
いざ、H-1GPX第2戦のフィールド牛久沼へ。






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ミーティング時の通称「おっちゃん」こと
たまやCEO。


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桟橋。






今回は14ft艇しか取れなかったので、
急遽、同船出場をお願いしたfutureさんを
バックシートに迎えての出場です。
まずは、futureさんに感謝です!


さて、この第2戦は濁り水の最終戦でもあり、
この後はリザーバー戦しか残っていません。
これは何を意味するかというと、
ほぼクランキングマシーンの私にとっては、
今後は結構厳しい戦いしか残っていないことを意味しています。
まあ、釣れないことは無いんですけどね…。


というわけで、何としても
この第2戦で釣らなければならない
「ちょっとした」プレッシャーがありました。


そこで、ブレないように
タックルを厳選。

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3セットです。



ちなみに写真に映っているハイデッキは、
12ft用ですが、発泡ブロックを立てた状態で
2個「ヘの字」型に入れることで、
14ft艇にも使用できます。
そして12ft艇に比べて縁が浅くなるので
結構快適ですね(^^)



この日の戦略は、クランキングはクランキングなんですが、
意識してたのがポケットやプールでした。

去年のH1もこの間のGWの時も
そうした場所で釣れているのと、
クランキングが通用しやすいポイントであるというのが理由です。
ここで言う「通用する」は「巻きやすい」という意味です。

そして、プラスして重要視したのが、
水が生きていること。
淀んだ水ならのぞみ薄。

そして無風~微風ならトップ~サブサーフェスを静かに釣り、
風が出て来たら普通に巻くというイメージでした。



朝から入ったエリアは…というか、
1日ぐるぐる回ろうと思っていたエリアが、
西谷田川でした。

プールなら東谷田川の方が多いと思うんですが、
何となく苦手なんですよね…東谷田川。
全体に浅くて水深にメリハリがないというか(^^;)
多分、いつも西谷田川に行っているからだと思われます…。


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(西谷田川河口付近から上流を望む)



で、朝は風が弱かったので、
BBXをウエイク気味に泳がせたり、
完成したばかりのバルサのジョイントルアーを使ったりしてたんですけど、
反応はゼロ。
何となく水が悪い感じでした。

水がマシなエリアに移動後、
同船者にバスの反応。
そして、もう迷走を始めてた私にも
Yoko-Oに反応が…。


私の方は小さい感じでしたが、
futureさんのはデカかったので、
獲れてたらそこそこのウエイトがあったと思われます。
えー両方ともバラしてます(^^;)



その後は反応の少なさと焦りから、
ルアーをコロコロと変えまくっているのが
自覚できる非常に良くない状況が続きます。

牛久沼みたいなバイトが非常に貴重なフィールドでは、
一番やっちゃいけないのがこの「ブレる」という行為です。
これが始まったら、一度原点に立ち戻らないとヤバいです。

ブレないためにタックルを制限しているのに、
その中で可能な限り最大限にブレているという…
これもある意味「特技」かも(笑)


そして、対岸ではモリケンスピードバイトの森安氏が
快調にバスを釣り上げる度に、こちらを見て不敵な笑みを浮かべます。
ほんとに「ホワイトデビル」です。この人(笑)
だって、近くに居る時に限って釣るんだもん。


「いかん!このままでは悪魔の思う壷だ!!」

と思った私は、ここで心を入れ替えます。
今までの私はどうかしてました。

心を入れ替えるので、
「神様ちょっとだけ「祝福」ください」
と心の中で祈り、
私はBBXが付いたタックルに持ち替えました。
ついでにカラーも酷使してボロボロになって、
コーティングし直したブラックバックチャートに変更。


ちょうど西谷田川の河口付近のレイダウンエリアに
差し掛かっていたので、丁度いいタイミングでもありました。
時間は残り2時間くらいだった気がします。





偏光レンズ越しに黒く見えるレイダウンを
BBXで斜めにトレースします。



高浮力のスクエアビルクランクでウッドカバーを釣るという
いわゆるカバークランクの超定番な使い方。









そして幹にタッチした直後に生命反応!







キロに足りないくらいのナイスファイターをキャッチ!!

やっほーーー!!!
神様サンキュー!!!









残り少ない時間、ウッドカバーを中心にBBXをキャストしていきます。
そして、面倒で誰もやらないような隠れたプール+レイダウン+生きた水という
今回のプランを象徴するようなポイントを見つけます。





手前から丁寧にキャスト。




太い方には居ない。




奥のブッシュ(折れた枝)にキャスト。




ブッシュの左側70cmくらいのところをBBXが通過。




何も起こらない。






おかしい…



メンディングしてギリギリを通るようにして、
もう一度丁寧にキャスト。


1mちょい奥に着水。



巻き始めてルアーは目視できないくらいまで潜り、
BBXがブッシュ左側のギリギリを通過。




その瞬間にバスが食って反転するのが見える。
手元に感覚が伝わるまで一瞬時間があって、ファイト開始!




狭いところなので、バタバタしながら引っこ抜き。
無事キャッチ!!
さっきより少し小さいくらい。


これはもしかして「超祝福?」
そしてあのH-1選手が大好きな(と思われる)
「2004年のB.A.S.S.Classic優勝パターン?」



勢いに乗って、リミットメイク!
とばかりにその後も丁寧にカバークランキング。

でも、この牛久沼のウッドカバーってそんなに無いんですよね…。
そして時間も無くなる。



ここでもう1本穫れてたら、
拳を突き上げて叫びながら帰着するというプランがあったのですが、
それもできませんでした…。



結果は…

















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7位でした~!!




一応トレーラーウエイインしてもらって、
(軽トラウエイインしてもらって)
写真を撮ってもらえたのですが、
中途半端な成績ゆえに恐らくWebにもアップされないと思われ、
そして、自分で写真を撮ることもできずに、
魚の写真が無いという(^^;)


う~ん、微妙。




ウエイイン後にちょっとだけ撮ったのが、これ。




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遠くからのノリーズの巧君。
確か3位になってましたね。
やっぱり凄いですね、この人…。

それにしてもハス畑のバズパターンは面白かったです。
ハスエリアの攻め方がイマイチ確信が無かったので、
今度試してみたいですね(^^)

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全体的にスピナベが多かったかな?
いろいろと詳しいことはH-1GPXのオフィシャルHPにて!!
(ブログアップ時はまだ成績がアップされていませんでした)


あと、他の方もそうでしたが、
バスがライブウェル内でいっぱい吐き出していたのが、
ザリガニ。


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この水系のメインベイトはやっぱりコレなんですね。





今回は1本穫れるかどうかって思ってたので、
2本(合計1600g台)は上出来でした。

今にして思えば、朝、会場近くのコンビニで出会った
「お魚くわえた♪」でおなじみのあの子たち、
そう「ネコ」にパンをあげたのが良かったのかな~(^^)
ちょうど2匹だったし(笑)


そしてこの日のキャップはコレ!


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Wカップはあってもなくても良くて、
やる気満々なピカチューに一目惚れして前日に買ったんですけど、
何かいいことありそうで、
引き返してまで買ったキャップ。
子供向けのコーナーで売られていたんですけどね(笑)






最後にH-1GPXの顔である鈴木美津男さんと
お話ししたんですけど、
「今は言えないけど、いろいろと楽しいこととか、
サプライズとか考えているから!」

とノリノリでした(^^)


参加者はやっぱり「目指せ!マスターズCUP!!」ですね!
今年は多分去年よりボーダーラインが上がると思われるので、
出場資格を得られるのは2500g〜くらいかな〜と思ってます。
ちなみに去年は約1700gがボーダーラインでした。




さて、次回からは最終戦までリザーバーの3連戦となります。
直近は神奈川県の津久井湖。
浅い濁り水から深い透明な水へ。

脱メザシサイズが課題になります。


私は今のところ全戦エントリーできているので、
(亀山戦は8/1〜受け付け)
またレポートできると思います。

でも次は6/8の鋼派ですね。
こちらのレポートもお楽しみに〜♪













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あっ!載せ方が宣伝っぽい(笑)


バルサのジョイントルアー [ハンドメイドルアー製作]

飼い主が遊ぶ用のぬいぐるみを足で蹴る準備をする。

犬、「キャッチするワン」という体勢に。

飼い主、ぬいぐるみを蹴る。

犬が口で空中キャッチ。

飼い主が「ペッ」と言う。

犬、ぬいぐるみをペッと吐き出す。

飼い主がぬいぐるみを回収し、犬から離れる。

最初に戻る。




という遊びは何か間違っているような気がする…。






「動体視力と反射神経を鍛える遊びだワン」









さて、本題です。


こちら!













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検証のために作ってみました。
好奇心で作ってみたとも言います(^^)
バルサのカバークランクをジョイントルアーにしたらどうなの?
というのがテーマですね。

110mmの17g弱という仕様。


さすがにバルサはレスポンスがいいですね。
ミノー体型なので、ミノーっぽいアクションです。
やはりバルサの浮力は強力でウエイクベイトにするなら、
すごく向いてます。


このカラーは明滅が凄いし、アクションのキレはあるし、
ボディーのボリューム感もあるので、存在感はかなりのもの。
それにしてもジョイントのカコカコ音を久しぶりに聞いた(^^)





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このデザインのキモはどこかわかりますか?




ちなみにこれを製品化する予定は
今のところありません。


でもめちゃくちゃ釣れたらするかも(^^)







次回はH-1GPXの第2戦となる牛久沼戦のレポートになります。
今回は2名乗船でfutureさんと出場です(^^)
H-1は2名同船でもチーム戦ではなく個人戦となります。


日曜日は天気が良くて暑くなりそうですね~(^^;)





色褪せたチャート [ハンドメイドルアー製作]

チャートリュースなどの蛍光色は日焼けしやすくて、
1年くらい使ってると色が浅くなりがちです。
(塗料によっては日焼けしにくい)



でもその色が薄くなったチャートが釣れるって人も居て、
白っぽいチャートをベースにしたカラーを
ラインナップしているメーカーもありますよね。





で、その白っぽいチャートベースのカラーを塗ってみました。












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モデルはBBXとテストモデル。
このテストモデルのネタはまた別の機会に(^^)

言わないと気づかないと思いますが、
微妙にグラデーションになってます。






ちなみに6月の鋼派の景品用に作った「Leafer」も
このカラーです。







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基本的には見ての通り、ベースカラーとしては
白とチャートリュースの中間的な扱いなんですけど、
今回の配色的には明滅の強いカラーになります。
Leaferのピラピラアクションにマッチしてますので、
今回の販売用のカラー候補のひとつになってます。
(まだ悩み中…)





BBXで「Faded Chartreuse」と「Chartreuse」を比べると
これくらいの差があります。





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この「Faded Chartreuse」は、
ベースカラーとして有益なのか、自己満足なのか…。
日本人的にはこうした「AとBの中間」みたいなのは
どこか安心しちゃうんですよね(^^;)





Yoko-O再び [ハンドメイドルアー製作]

先週は更新をサボってました。
見に来て頂いてた方、サーセンm( _ _ )m




さて本題。
我ながらB級路線だと思う「Yoko-O」。
今回は皆さんが待ちに待ってたと思われる?
「Yoko-O」のその後の話題です。




何それ?という方もいらっしゃると思うので、
ざっと説明しましょう。











はじめの一歩は見ての通り得体の知れない物体でした(笑)




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当初はビグザムの造形を施したくなる衝動を抑え切れない
トップウォータープラグでしたが、
途中からシンキングになり、ハッピーターン化。






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こんなリアル版も作りながら、
開発がストップしていたものです。





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なんかカニ版も作ったような…。
もう記憶があやふやです。




要はベリーのフックハンガーがラインタイになった、
または、背中の真ん中にラインタイを付けた
ジグミノーみたいなもので、マテリアルはウッドなんですが、
重いウエイトを入れたシンキングプラグになってます。


で、ミソはフォールする際にバイブレーション(ロール)するということ。
これは自発的なアクションをするという意味で、
センコーのジグヘッドワッキーリグをイメージすると分かり易いかもしれません。
ほぼ水平姿勢でフォールします。





現在はこの2つのタイプがあります。
ボディーはベイトフィッシュライクなこのカタチが最新版です。







(T型)



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このT型がオリジナルになります。
ラインタイが下のお腹に付いているタイプ。
シャクリを入れることで、ボディーをロールさせることが出来るので、
一定のポジションを維持しながらアピールが可能です。
カラーは明滅またはフラッシングするタイプが適しています。

これ、フラットサイドなワームのお腹にネイルシンカー入れて、
お腹にマス針っていう感じのリグを組めば同じような効果が期待できます。
もうそういうリグがあるかもしれませんが、
何か適したワームあるのかな??
まあ、それこそジグヘッドワッキーで良いのかもしれませんが(^^;)


それはさきおき、T型はバスが食った時にうまくフッキングするように
フックは両サイドに付いてます。
ベリー側に付けると、フッキングがうまくいかないのは証明済み…。
この欠点を指摘したのは、何を隠そう江戸物の石名さんです(笑)







フックの位置を変更すると、
普通のジグミノーになります(^^)


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こういうところもB級な感じですね…。
ロールを伴ったバックスライドで水平フォール、
トゥイッチでギラギラっとロールします。
う〜ん、ニゴイやハスが好きそうなアクション(笑)









(六式)



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こちらはシャクリによってロールが入らないタイプで、
ラインタイが背中に付いてます。なので、アクションは
フォール時のバイブレーションとライズ時(自発的なライズではない)の
バイブレーションのみ。

六式の利点はスナッグレス性能がT型よりも高いということです。
フックがボディーによってカバーされるので、
カバーの中でも結構いけます。
T型のようにフッキング時にボディーがロールしないので、
フックはお腹に付けることが可能となっています。

ラパラのアイスジグと似たような感じなんですけど、
フォール時にしっかりとロールするというところに
大きな差があります。



ちなみに「T」とか「六」はその構造を表しています。
おもしろいでしょ(^^)

ちなみに2タイプともに大きくシャクったりリーリングすると、
バイブレーションしながら浮上します。


今となってはかなり過去の話。
小貝川でフラットサイドなミノーを使っていた時に、
ラインが真ん中のフックに絡み、
水面で横泳ぎしながらバイブレーションしているのを見た時に思いついたこのルアー。

果たしてこの手のルアーが存在する意義はあるのか…
それも含めての検証作業を地道に続けて行きたいと思います。




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