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短めのグラスロッド(一部H-1のお知らせ) [オリジナルロッド製作]

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★H-1関連のお知らせ
オフィシャルHPのトップページに掲載されている開催スケジュール、
第一戦の新利根川戦のボート予約が2月1日12;00〜になってますが、
3月1日の12:00〜が正しいです。
去年は2ヶ月前の1日でしたが1ヶ月前の1日が正しいそうです。
なので、他の開催地分も1ヶ月ズレてますね…。
トップページの告知以外は正しい表記になってます。

(上記の件、現在HPでは正しい日にちで表記されています)

いったいどっちなんだー!と個人的に思ってたので、
今日、横浜のフィッシングショーに行って来た際に
確認してきました。
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ちょっと持ち重り感があった
ややロングレングスの中古グラスロッド。
好みのレングスにカットして、KRガイドにしたら
使い易そうな振り抜け感を得られました。





IMG_7861.JPG


IMG_7866.JPG


とりあえず、テープで各種パーツをペタペタくっ付けただけの状態です。
これをベースにブランクのカラーを剥いでしごき塗りし、
リールシート(TCS-17)を塗装し、リアグリップを成形し、各パーツを接着。
ガイドをラッピングしてコートして使えるようになります。
書き出すとやることいっぱいあるな〜(^^;)


バットのネーム入れは後回しになりがちですね。
シンプルに入れて終わりそう。
デカール出力にはプリンター買わないとなんですが、
これだけのためにインクジェットプリンター買うのはもったい無い気がします…。


スコーピオン1001Mgを乗せてパーミング。
TCSも中指を引っ掛けられるので、私の用途的にはいい感じです。




IMG_7870.jpg




このロッドは6.2ftのMとMHの中間くらいのパワーを持つグラスロッドで、
主にMBX用となります。
グリップ回りをどうアレンジしていくか…。
ブラッシュアップ具合をお楽しみに~♪


DATと開発の話 [ハンドメイドルアー製作]

MBにはDAT(脱兎)というモデルがあります。
開発途中であり、いくつかのプロタイプが存在していて、
私の中では暗礁に乗り上げていたモデルでもあります。
何と言うか開発に迷いが生じて、放置してたわけです。

「放置」というといい加減な意味合いでとられがちですが、
ルアーの開発には時として放置は良い手段でもあります。

 放置=頭を冷やす&リセットしてみる

という側面も持つからです。
思いついて、すぐに作り出して、
短期間のうちに完成するというパターンは、
私の中では皆無です。

実際、真剣にルアーを作ったことがある人はわかると思いますが、
出来が良いプロトが出来ても、後々不安にかられることになります。
その時は勢いで「これでOKでしょう!」となりがちです。
でも、それは後々自分を騙していたことに気づくことになり、
そこでFIXしたりすると後悔することになるでしょう。

そんなわけで、納得できるモデルを作り上げるまでには、
うまく行く行かないに限らず、一定以上の期間が必要になるわけです。

相当な釣りの経験を持ち、確固たる理論を築けていて、
高い製作スキルと経験、環境を持っている人ならば、
短期間で作ることは可能だと思います。
でもそれができる人って相当少ないはずです。
私は無理です…。




で、このDATというモデルも
寝かされては、起こされ、試され、また寝かされ…
を繰り返しています。

このボディーもその一環。










IMG_7840.JPG



今回は迷いが断ち切れた感があり。
期待しているボディです。


DATはナチュラル路線であり、
カバークランクなどのリアクション前提のクランクベイトではありません。
スピードでスイッチを入れることはあっても、
ただそれっぽいアクションでまとめれば良いのか?
という疑問があって、悶々としていました。
説得力と実現力が欲しいと。


もう少し設計と機能の一つ一つを分析しながら詰めないと
誰も使ってくれない不要なモデルになりかねません。
というか、自分が使わなくなりそうです(笑)
そこもまた重要ですよね。
作った本人が使わないルアー…。
これは最低なルアーですね(^^;)


自分が使わないルアーは売りたくないし、
多分作り続けられません。
自分の釣りに必要で、できれば替えが効かないくらいのものが理想です。
クランクベイトは既に世に優秀なモデルが溢れているので、
全く替えが効かないなんてことは無いとは思いますが、
その中にあって、完全に信じられるモノであって欲しい。


結局何が書きたかったかというと、
短期間でルアーの設計をFIXさせるのは普通は無理で、
長い期間、アレコレ悩んで閃いて、試して、凹んで、放置してっていうのが、
私がやっているリアルな開発です。
行き先を見失ったら放置は有効な手段で、
ある時、ひょこっとヒントが顔を出します。
これは不思議ですが、私の場合は実際そうなんですよ。


他のモデルでの経験が生きるのは、特に同じクランクベイトカテゴリーならば、
当然あることで、いろんなコンセプトを具現化することで、
多方向のデータを蓄積できます。
これは財産と言ってもいいです。
例えば同じクランクベイトビルダーでもそのデータの蓄積の仕方はそれぞれで、
共通する部分は沢山あっても、ベースとなる考えとか、
優先順位とかそもそも嗜好と釣り環境の違いなんかもあって、
その財産にも個性があります。


当ブログを見ていただいている方で
ハンドメイドをやられている人は結構いると思うんですが、
考えて作ったものに一喜一憂しながらやられていると思います。
私も一緒です。

趣味で作り始めた時は、
それなりに使えるモノができれば満足して
釣って、眺めて悦に浸れるし、楽しい釣りライフを送れそう…
くらいの気持ちでした。
それはそれで相当楽しいのですが、
段々と欲深くなったらヤバいですよ。
泥沼です。

ズブズブとハマりたい方は
日々脳内の70%くらいをそっちに振り分けて、
とにかく意地でも続けることが重要です。

続けるためにモチベーションを保つには、
既存商品や他ブランドとの競争意識は一見重要と思えますが、
私的にはそれは結構どうでも良くて、
投げ出してやめることが負けたみたいで嫌なんです。
まあ、好きでやってるからというのも大きいです。

だから流行っているからと言って
そのコンセプトを安易に模倣して商品化することはやりたくないと思ってます。
個人ブランドですし、そこは個の我が反映された、
自分の意思のままに歩いて作ったモノで世に問いたいなーと
ちょっと偉そうですが、思っております。


釣りと同じで結局答えを出すのはバスなので、
向き合う相手を間違えないように、
ズブズブとハマっていたいですね。

私は今、額の上くらいまで埋まってます…。




ザリガニ [ハンドメイドルアー製作]

フィッシングショーの話題が上り始めると
もうすぐ春か…とそわそわし出す人も多いのではないでしょうか。

今の私的には早くルアーを納品したい…
という焦りの方がやや強い感じです(^^;)

この時期に一番頭に浮かぶカラーがタイトルの「ザリガニ」です。
今回もMBXにザリガニカラーを入れる予定ですので、
どう塗るか毎日思案している所です。


日本ではザリガニ=アメリカザリガニなので、
圧倒的に赤いザリガニカラーが多いわけですが、
アメリカには青いザリガニなんかも居るわけで、
当然アメリカのザリガニカラーは日本より多彩になっています。


では、日本では赤意外のザリガニカラーは要らないのか?
というと、ザリガニカラーを病的に愛しているアングラーなら
「否」と答えると思います。


実際は時期や水、底質、サイズ、脱皮などによって、
アメリカザリガニと言えど、カラーはかなり変わってきます。
黒、焦げ茶、エンジ、茶、赤、朱色、オレンジ、ダークグリーン、
クリームなどなど、実に多彩です。


赤という色はマッディーよりもクリア傾向の時に効くという説があって、
これは単純に濁っていると見えにくいからな気がします。
元々赤や茶などは黒とニアーなので、
明度が低い=発色しにくい=暗いマッディーな水域では目立たない
というわけです。

アメリカザリガニが赤くなってる理由はそれだったりして。


比較的水がキレイな小貝川。
この川にはザリガニがいっぱいいて、
実際ザリガニカラーが効果的な時期があります。

対して、低地のマッディーシャローレイクの
ザリガニが多いレイク…例えば牛久沼なんかは
どうなのかな?
そう言えば、印旛沼の水が相対的に澄んだ時に
赤は釣れましたね。


マッディーでは目立たせたいので、
チャート系やゴールド系を使うわけですが、
相対的に澄んだ時は赤も発色しやすいので、
ザリガニレイクならば効きやすくなるのはわかる話です。




こんな風に来たる春に向けて妄想しながら、
ザリガニカラーを眺めてみるのも楽しい時間です(^^)



MBのザリガニカラーは色々あって、
Leaferでも塗った赤いザリガニ、


IMG_7814.JPG



パロットクロー、


IMG_7817.JPG



ウチダザリガニ、ウッドレッドクロー、


IMG_7820.JPG


ソフトシェル、


PC256768.jpg



などがあります。
足りないのはもっとダークな感じのカラーですかね。






こんな色。

IMG_7810.jpg





使用頻度を考えて、ザリガニカラーを整理して、
少しずつ採用していきたいと思っています。




ザリガニカラーと
シャッドやチャートカラーを並べた写真。



IMG_7831.jpg








これをマッディーな水域を想定して、
ダークカラーの透過フィルターを掛けて見ると
こんな感じになります。
(実際の状況とは異なると思います)









IMG_7831_d.jpg





白やチャートの明度は生きますね。
赤はバックの色のせいもありますが、
かなり発色を失っているのが分かります。



赤の使い時を見極められたら、
ザリガニレイクでは特にアドバンテージになると思います(^^)



TBSとECS [オリジナルロッド製作]

最近ルアーの話題が少ないですね…。
一応製作の方は地道に進めてまして、
かなり予定より遅れているのは否めませんが、
ちゃんとやってます。

前にも書いたかもですが、
次のリリースはLeaferとMBXです。
今の所、同時にリリースしたいな〜と思ってます。
MBXはラウンドクランクを作っている人ならわかると思いますが、
結構難産なタイプのクランクです。

実際、塗装前の行程に行き着くまでに
フラットサイドの3倍は時間と手間がかかります。
その後は1.3倍くらいかな?そこまで差がない感じです。


そう言えば、この前某ビルダーとテリトリーの話になりまして、
「もしかしたら?」は「やっぱりなー」という結果に…。











「お前、俺のテリトリーと被ってるやんけー!!」




状態だったわけです。




えー、ホームセンターに置いてあるバルサの話です(笑)




道理で最近収穫率が悪いわけだ…。
調達先を真剣に考える時が来たか?








で、今日もロッドの話題です。

最近、当ブログでよく出て来る「TBS」とうワード。
リールシートの名前なんですが、
前にも書いたように廃盤となっております。
なので、入手困難なのですが、
在庫あれば買いますとブログに書いたおかげで、
いくつか入手することが出来ました。
協力していただいた方はありがとうございます。
ちなみにまだ買取受付中です。




IMG_7741.JPG




カラーリングされたものが多いです。

ロードランナーのために作られたシートと言ってもいい
このTBSですが、シート含め、ロッドの設計は
設計者の好みで全然違ったものになるのは何度も書いている通りです。
何が一番かは個人個人が判断することであって、
論争は無意味な気がします。


で、このTBSの私的良いところというのは、
前回も少し書いた通りで、パーミングキャストをする前提での
シングルバックハンドがやりやすいというのと、
トリガー前後の絞り方がブランクタッチにしない範囲では
結構絞ってあるところです。
重いのは恐らく計算の内だった思うのですが、
手元に重心を置きたい狙いがあったのだと思います。

これはショートロッドの場合は全体の持ち重り感が元々少ないので、
非常にバランスが良いロッドになりやすいと思います。
ロングロッドにしていくと、全体の重量がそれなりになってくるので、
ちょっと負担になるかな…という印象です。
まあ、個人個人の体力差があるので、
この辺も感じ方はそれぞれかと思います。

私的にはショートレングスブランクにTBSをセットして、
軽量なリールを乗せるとバランスが凄く良いと感じます。






こちらの写真をご覧ください。




IMG_7743.jpg




TBSとECSの比較写真です。
すごいボリューム差。

ECSは現在あるフジのラインナップの中で
もっとも無難なシートという立ち位置だと思います。


見ての通りコンパクトで、軽量であり、
小さく握れて、握りの汎用性が高いのが特徴です。
なので、使い方を選ばずにマッチする人が多いと思われます。
私のアンケートによる統計では、
特殊な使い方をしない人がやはり多いと分かったので、
市販ロッドにECSが使われている理由も今は超納得なわけです。


ちなみに重量を計ってみたところ、
TBSは約53gで
ECSは約25gでした。

TBSはECSの2倍以上の重さ…(^^;)


実際、TBSは軽量化する余地があるかと言うと、
まずフォアグリップが付く部分はこの長さは要らないので
カットできます。
問題は肉厚です。
これは内径15mmの空洞の回りに樹脂がこの太さで入っているわけですから、
内部を削ぐのは困難です…。
単純に外側を削るしかないわけですが、
そうすると私が思うメリットがなくなっていくというジレンマが発生します(^^;)

特殊な使い方をする人が完璧にマッチするシートを望むと
大きな壁が立ちはだかります。
今は削れるところを削ってみようか考え中。

今期は結構な数のロッドを組んでみようと思ってます。
長く使いたいので、納得できるロッドにしたいな〜。




ハンドル長 [ロッド・リール]

タックルの悩みどころはいっぱいあります。
例えばクランキングに絞ったとしても、
ロッドの選択肢は幅広く、廃盤中古品から現行品まで視野に入れると、
かなりのモデル数があります。


リールはメーカー、ギア比、グレード、重量、特性、慣れ、巻き心地、
見た目などなど、これまた選択肢が多いです。
さらに今はカスタムパーツが豊富なので、自分なりにカスタムする人も増えました。


そんな中で以前は交換する人が少なかったと思われるハンドル。
今は結構な種類出回っています。
日本モデルのベイトリールは基本的にショートハンドル傾向にあるので、
ハンドル交換=パワーハンドルに交換というような意味合いを持ちます。
ハンドル長が10mm変わるとかなり使い心地が変わるので、
用途によって使い分ける人が多いかな?
リズムを一緒にするためにリールの仕様を統一する考えもありますので、
これもまた人それぞれでしょうか。


私的にはやっぱり巻き心地の重いものはパワーハンドルの方が
使い易いと思ってまして、ディープクランクやMBXなどのブリブリ系カバークランク、
ビッグブレードのスピナーベイト、ビッグベイトなどは85~90mm辺りのハンドル長が
使い易いです。






で、MBX用として使っているスコーピオン1001Mgは
85mmのハンドルになっています。









IMG_7710.JPG





ハンドル(&ドラグ)はアベイル製。
このオフセットされているタイプのハンドルは
ダイワでよく採用されています。
対してシマノはストレートが多いです。
巻く手がリールに近い方が良いか、そこまで近くなくて良いか…
というとこれもまた個人差があると思いますが、
このオフセットハンドルは良いと思います。
特に見た目が(^^)


ちなみに私はリールに派手な差し色を入れるのは
あんまり好まないタイプなので、全体的にモノトーンな感じで
仕上げてます。







ハンドル長と同様に使い易さに直結するパーツが
ハンドルノブです。
個人的にはUS仕様のTATULAのノブがいい感じです。




IMG_7701.JPG



汚いですが…。



これをこのアベイルのシマノ用ハンドルに移植できるのか?

試しにやってみました。










TATULAのノブを分解。



IMG_7713.JPG



根元側がブッシュで1BB仕様になってます。
キャップは中央の穴よりも左右の穴を使って外した方が外れ易いです。



そして、スコーピオン1001Mgの方も分解。
こちらはノーマルノブを使って2BB仕様にしてあります。



ベアリングのサイズは一緒でした。


IMG_7717.JPG




見えにくいですが、キャップ側に付いているワイヤーは
キャップ取り外し用のもの。
細いステンワイヤー(バネ鋼が良い)の先端をレ状に曲げただけのものです。







で、外したTATULAのノブを装着してみる。





IMG_7716.JPG


IMG_7719.JPG





いい感じです。
動作も問題ないです。



IMG_7720.JPG





対して、TATULAにスコーピオンノブを付けようとすると、
一見問題ないように見えますが、
ノブの中のビスをゆるゆるにしないとノブが回転しません…。
ポン付けはできないことが判明。
コンマ数mm単位で調整が必要な感じ。







スコーピオン1001mgをTBSシート採用のロードランナーに乗せてみる。





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ギアボックスが張り出してないリールと
厚みのあるリールシートによって、
中指がキレイに収まってます。
それにより、しっかりホールドできるので、
シングルハンドのバックハンドがやりやすくなります。
手が大きい人はスペースが足りないと思われますが…。


私はアキュラシー重視のショートディスタンスキャストでは
シングルハンドのバックハンドを多用するのと、
統計で10%という結果になった3フィンガーキャストをする私としては
ここの重要性が高いわけです。


キャスト方法やクセ、手の大きさ、筋力によって、
この辺の好みは千差万別になると思いますので、
自分に合ったタックルを見つけることが一番です。



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