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アングラー憩いの場 [その他]

年の瀬も迫ってまいりました。
お酒の好きな方は忘年会でそわそわし出す頃でしょう。


昨晩、八郎潟に足しげく通う釣友・森田氏と
ほぼ100%釣り話で盛り上がったアングラー憩いの場を
ご紹介したいと思います。







バスアングラーであり、ガンプラも嗜むという
「同類」の香りがする店長が営む
「なごみ屋 楽膳(Luck! Zen)」さんです。









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鋼派に参加されてたことがキッカケで、
友人の単なる釣りキチさんことT田さんのご紹介で、
今回利用させていただきました。


基本、トップの釣りをされる店長ですが、
お話しを聞くと、いろんな釣りをされてる方で、
非常に熱心なアングラーという印象です。
赤坂・弁慶堀と津久井湖のコアな話をされてました。
多分、ただ者ではない…。






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JFLCCで見るようなルアーたち…。
私の頭の中に¥マークがチラチラしてました。
モンゴメリー湖でジョージ・ペリーによって釣られた
世界記録のラージマウスバスはこのクリークチャプで釣られました。
次回、もっとじっくりと見てみたいです。


店長所有のこうしたルアーが詰まったタックルボックスが
堆く積まれてましたね(^^;)


店内の「釣り」な部分と「ガンプラ」な部分。




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こんな空間を探してた人、居るのでは?
日本酒や焼酎など、お酒の種類が豊富です!


え〜っと、話に夢中でテーブルなどの店内写真は撮り忘れてますね…。
あと料理の写真も…。

当日は鍋含め、豆腐料理などつまみながら
いろんな料理を美味しく頂きました。
テーブルにはルアーが転がってたのは言うまでもありません。
あと居酒屋の天井にロッドを当てたのは初めてかも。




時折、店長がお手隙きの時に話に加わり、
3人で楽しい釣り談義。
とても落ち着く雰囲気の店内で楽しいひと時を過ごしました。








場所はこちら。



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(予約可)






入り口はこんな感じ。
(地下1階)


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嬉しいことに「MBブログ」で見たとおっしゃっていただければ、
サービスしますとのことでした(^^)

もともとお値段もリーズナブルですので、
気軽に立ち寄れる居酒屋です。
忘年会・新年会にもおすすめです。


人形町駅・水天宮前駅から徒歩すぐです。
都内近郊にお住まいの方、ぜひ行ってみてくださ〜い(^o^)/




Flat Shad Baits / Rippit [市販ルアーなど]

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三度、Flat Shad Baitsネタです。


写真のクランクベイトは「Rippit」。
ウエイトは10.5g、ボディレングスは62mm。
マテリアルは…そう言えば知らないや…。
サイドを指でなぞると杉特有の節が感じられるのと、
持った感じの重さでシダー製と判断(^^;)
厚みはSonny Bと同じ。

強いウォブルアクションが特徴の
レギュラーサイズフラットサイドクランクです。











Sonny McFarland氏が意識したのが、こちら。

















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オールドのバグリー・バルサB2。


このアクションをフラットサイドで実現すべく設計されたのが「Rippit」です。
B2のアクションを意識して、
様々なカバーに対応すべく誕生したフラットサイドカバークランクとのこと。
確かにウォブルの強さはそれを連想させます。

サイドから見るシルエットは確かにB2のそれと似ています。
ノーズがやや尖っているのが相違点。


シャローのライトなベジテーションカバーから
B2が得意なハードカバーまで、
ある程度の幅広いシチュエーションを想定した設計になっています。



リップがラウンドなのはそんなコンセプトがあったからだと推測されます。



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主に春と秋、シャローのさまざまなカバーを
スローに引きたい時に重宝するタイプのクランクベイトですね(^^)
個人的には春のシャローフラット上のカバーで
ゆっくり巻きたいタイプのクランクベイトです。



Flat Shad Baits / Sonny B [市販ルアーなど]

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前回から続きまして、Flat Shad Baits の話題です。
今回はSonny B。
写真の3色はLittle PTと同じ3色です。

自らの名を冠したモデルで、
こちらも何度かのマイナーチェンジを経てきたと推測されます。
そして、オリジナルのシダーとClassicのバルサモデルがあるのも
Little PTと同じ。

今手元にあるのはオリジナルのシダーモデルです。
Classicはオーダーし損ねた…。


このSonny Bですが、アクションはLittle PTよりも強く、
フラットサイドクランクでありながら、
カバークランクにもなり得る特性を持っています。







見た目も合わせて、似ているクランクは以下の通り。







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上からBaby Pigオリジナル、Baby Pig現行、Muttです。
コンパクトでやや厚みを持ったフラットサイドで、
アクションもタイト系ではなく、しっかりとウォブルが入るタイプです。

Sonny Bと比べた写真です。


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Sonny Bは一回り大きいです。


そして厚みはほぼ同じ。



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ちなみにシルエットはLeaferと同じくらいなので、
厚みのあるLefaerという感じのボリューム感です。

アクションはMuttに一番近いかな。



Sonny Bは約8gというウエイトなので、
軽めのメインウエイトを使っていますね。
よって浮力は高めです。


アクションも強めということで、
ハーフラウンドリップと合わせて、
そこそこカバーに対応できるスペックを備えています。



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フルサイズのラウンドボディーカバークランクでは強いかな…
という時にこんなタイプを使ってみるのも良いと思います。


他の3つはさらにコンパクトでありながらウエイトもほぼ同じくらいなので、
よりそうした傾向が強いモデルですね。
厳密に言うと現行Baby Pigが一番軽い(約7.5g)ので、
浮力の強さで言えばSonny B的な比重です。

そんな感じでカバーに積極的に絡める使い方では、
個人的にはMuttが一番使い易いかな〜。




というわけで、
Sonny BはLittle PTよりもよりカバー寄りであり、
かつステイン向きな特性を持っています。
つぶしの効くタイプのフラットサイドクランクです。
霞水系で使い易そうですね。






Flat Shad Baits / Little PT [市販ルアーなど]

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Flat Shad Baits。
言わずと知れたSonny McFarland氏による
カスタムクランクベイトメーカーです。



そして、何度か当ブログで登場しているLittle PT。
とあるご縁でまとまった数を一気に入手しました。

私、コレクターではないのですが、
資料として持っていたいというのと、
使ってそのルアーを理解しときたいという作り手目線な目的で
ルアーを入手しています。




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曇りガラスのようなビニールの簡易パッケージの端をハサミで切り、
テーブルの上にひとつひとつ露にしていくと、
照明の光を受けて、Flat Shad 特有の少しエッジの立ったサイドが
パール塗装の影響もあって、力強くキラッと光ったのがとても印象的でした。
カラー自体も雰囲気があって、なおかつ実釣でつぶしの効くカラーをオーダーしたので、
眺めても使っても楽しめるクオリティー(^^)


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健全なアングラーとしては、思わず笑顔になっている瞬間です。


多分皆さんと同じようにこのルアーを知ったのは
Basser誌の「秘密のクランクベイト」を見てからです。


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注目を集め口コミでその名が知られ始めた初期のものから
増産体制に移行した時のもの、
そして最終型になるまでいくつかのマイナーチェンジがあったと思われます。

そもそも、製作者であるSonny McFarland氏は今は引退して、
現在はJaw JackerのRob Cochran氏に生産を移行されています。
元々フィニッシュがキレイなJaw Jackerなので、
きっと安心して移行されたのだと推測されます(^^)




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こちらはそのJawJackerのクランクベイト。
タイトアクションなSSD。
丁寧なフィニッシュが印象的。

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元々繋がりのある両氏。
テールのフックハンガーが
Flat Sha Baits大量生産以降後のアイと似ています。


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話がちょっとズレました(^^;)





で、Sonnyメイドの最終ロット…と断言できませんが、
ほぼ最終ロットのLittle PTがこれらなわけです。





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似てるカラーがありますが、上から

●Neon Shad
●Chart Neon Shad
●Ghost Neon Shad

になります。
Neon系でまとめてみました。



Chart Neon Shadはほぼブラックバックチャートなんですが、
ショルダーにブラックベースのパールスケールを施すことで、
角度によって濃紺の怪しい光を放ちます。


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Neon ShadとGhost Neon Shadは
サイドから見るとほぼ同じカラー。


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でもバックから見ると濃度の差が結構あります。



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アメリカらしい細かいカラーラインナップですね。







そしてこちらの写真。






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もう1セット増えました。

でもこれ、別モデルです。
最初の写真のものがシダー製のオリジナルで、
2枚目で横に追加されたものがバルサ製のClassicモデルです。




見た目は一緒なんですが、
マニアックな知識として見分ける方法を。
もう知ってる人もいるかもですが…




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ラインタイの位置がClassicはリップにくっ付いています。

実際のアクションはバルサモデルの方がやや大きくて、
素材の違いによるアクションの変化+ラインタイの位置変更によるアクション変化
という違いがこのオリジナルとClassic間にはあります。
ただ、違いはあれどタイトアクションであることには変わりありません。

使用用途としては、Sonny McFarland氏が説明用にまとめた文章を要約すると
「スローリトリーブ時はシャッドのように左右にロールします。でもリトリーブスピードを上げるとアクションはパニックになって駆け抜けるベイトフィッシュのようによりタイトになるでしょう。」

だいたいこんな感じのことが書いてあります。

スローリトリーブすると、少しテールをフリフリしながら
ロールが混じったタイトなアクションをして、
スピードを上げていくと、ハイピッチでよりタイトなアクションに変化します。
何を目指したかがここに集約されています。

日本で言えば、山上湖などのクリアウォーターから
霞水系などのステインウォーターが水の入れ替わりや水温低下により
透明度の高くなっている時などにマッチします。
Little PTはそんな水域・時期において、バスの活性により、
スピードを調整してベイトフィッシュライクに使って欲しいクランクなわけです。
もちろん、クランクベイトである限り、最低限の回避性能はあるので、
ライトなカバーに絡めるたほうが、
ハイプレッシャーな日本のフィールドにはベターだと思います。

ちょうど今くらいの水温(8~15℃くらい)の時に
よく使われるタイプのクランクベイトで、
状況によってタフならスローに高活性ならスピーディーに、
そして低活性であればシダー、高活性ならバルサというように、
アクションの強さや浮上スピード(スローリトリーブ時のレンジキープ能力)の
違いを使い分けて行くというセオリーに基づいてラインナップされていると思われます。
こうまとめると非常に合理的なラインナップなのが実感できます。


ちなみに、スピードを上げていくとタイトになるタイプのクランクベイトは
結構あるんですけど、そこの調整をしたい場合は
リアのフックサイズを変えるのがお手軽です。
基本的にテールフックはウォブルの幅を調整できる位置に付いているので、
ここを重くする=負荷を掛けることで、よりタイトな傾向になっていきます。


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これはスピードを上げる事によって、その負荷がより影響してくるからで、
フックサイズを落とすことで、スピードアップ時の負荷の掛かり方を劇的に軽減できます。
なので、アクションを強く調整したい場合、
スピードアップしてもウォブルを維持したい場合、
フックサイズを下げるのが有効になってくるわけです。

これはアクションが弱いタイプのクランクベイトに顕著な特性になりますので、
全てのクランクベイトに当てはまるものではありません。




日本のクランクベイトでこうしたタイトアクションのものは少ないです。
理由は簡単で売れないからなんだと思います。

日本の場合は例えば低水温期やタフった時は
タイトアクションなフラットサイドクランクではなく、
シャッドに手が伸びますよね。
実際、そうした時のシャッドは釣れますし(^^;)

でも、そんな時にアメリカのクランクベイトの歴史を感じながら、
こうしたクランクベイトに手を出すのも良いと思いますよ(^^)



近いうちにSonny Bの記事も書きます(^^)


試作スピナーベイト [ハンドメイドルアー製作]

さて、H-1マスターズカップが終わったわけですが、
実はスピナーベイトをサクッと試作して、
持ち込んでおりました。
クランクより試作に時間がかからないのが良いですね(^^)

メインルアーには成り得なかったんですが、
使用イメージとしては、ショアに向けてキャストして、
ボート際の4,5mのフラットまでボトムをトレースしてくる感じ。
所々に沈みものがあるだろうし、
エリアを決めて丁寧にボトムをトレースして行ったら…
という思惑でした。

これをディープクランクでやるっていう考えもありましたが、
ぶっつけ本番でピッタリとレンジを合わせるのは難しいだろうし、
ボトムを叩き過ぎて底荒れしそうだったので、
スピナーベイトのスローロールにしたわけです。



そこで求められるスピナーベイトの性能は
ブレードが低速でも回転すること、
(ボトム形状の些細な高低差でのカーブフォールでもブレードが回転すること)
ワカサギレイクであるので細いシルエットであること(思い込みレベル)、
浮き上がりにくいヘッド形状、
コンパクトであることの4点。





で、こちら。
















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ブレイドは真鍮製です。
ヘッドは大きいんですが、一部パテで造形しているので、
見た目程のウエイトはありません。
正直ウエイトが足りなかったかな…。


スカートはティンセル様の素材(詳細忘れました…)を混ぜて、
キラキラ要素を追加してます。ブレードアタックの軽減にならないかなと…。
ヘッドもパールを使った贅沢仕様。
ここだけはクランクの塗装スキルが生かせます(^^)
ストライクドットはクランクベイトビルダーの習性ですね(笑)


ブレードは細身&軽量なため抵抗が少なく、
薄いヘッド形状と相まって浮き上がりを抑える効果があります。
次はもっといい感じにまとめられそう(^^)


ナチュラルでローアピールなスローロール用という位置づけでしょうか。
とりあえずなコンセプトですが、こうやって少しずつ勉強ですね。
スピナーベイト道も険しく長いであろうことを確信しました。


メタルマテリアルの勉強も必要ですね。
ばね鋼だけでも色々あるし。吟味が必要と実感しました。

それにしても画期的なブレードの製法ないかな…。



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